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兵機海運のニュース
*15:51JST 兵機海運---3Q売上高105.10億円、通期業績予想の上方修正に加えて期末配当金の増配を発表
兵機海運<9362>は31日、2025年3月期第3四半期決算(24年4月-12月)を発表した。売上高が105.10億円、営業利益が6.20億円、経常利益が6.99億円、四半期純利益が4.82億円となった。2024年3月に連結子会社を清算結了したことにより、2024年3月期末より非連結での業績を開示している。そのため、対前年同四半期増減率については記載していない。
海運事業における内航事業の売上高は51.76億円、営業利益は3.31億円となった。主要貨物である鋼材輸送において、一部メーカーの施設改修に伴う出荷休止の影響もあり輸送量
が減少したが、台船によるプラント輸送や自社の艀を効率的に運航できる飼料・油糧の輸送案件が堅調に推移した。また、燃料油の高止まり等コストの上昇もあったが、主要荷主に対し運賃改定等の対応を行った。外航事業の売上高は12.40億円、営業利益は2.12億円となった。中国向けの建機・機械類の輸送獲得に注力するとともに、荷主のニーズに合わせた、韓国、台湾を主とした近海航路での輸送を中心に営業展開を行った。また、前期に所有船舶を売却したことにより船舶の維持管理コストがなくなったことも収支の改善に繋がった。
港運・倉庫事業における港運事業の売上高は28.32億円、営業利益は0.49億円となった。中国経済の停滞により、中国発着貨物の取扱は減少したものの、輸入では食品類や雑貨類、輸出では化学品や素材関連の取扱が順調に推移し、ODA案件を始めとする既存荷主以外からのスポット輸送の受注もあり、通関件数は前年度並みに推移したが、管理経費の増加が利益の縮小要因となった。なお、取引形態の見直しにより、輸出入者の依頼に応じて船会社に支払っていた各種費用について、2023年10月以降は立替金として請求することとした影響により売上高は減少した。倉庫事業の売上高は12.60億円、営業利益は0.27億円となった。神戸及び姫路地区の危険物倉庫については、既存荷主の作業収入が堅調に推移したことに加え、集荷営業を強化したことが功を奏し、ISOタンクコンテナの保管収入が伸長した。一方、普通品倉庫では、作業収入・保管収入とも前年度並みの推移に留まった。また、費用面で設備機材の償却負担増や労務費の上昇が利益を押し下げた。
2025年3月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が140.00億円、営業利益が5.70億円、経常利益が6.40億円、当期純利益が4.40億円としている。
また、2025年3月期の期末配当予想について、1株あたり107.00円を予想していたが、今期の業績見通し及び財政状態等を総合的に勘案し、前回予想から8.00円増配し115.00円とすることを発表した。 <ST>
海運事業における内航事業の売上高は51.76億円、営業利益は3.31億円となった。主要貨物である鋼材輸送において、一部メーカーの施設改修に伴う出荷休止の影響もあり輸送量
が減少したが、台船によるプラント輸送や自社の艀を効率的に運航できる飼料・油糧の輸送案件が堅調に推移した。また、燃料油の高止まり等コストの上昇もあったが、主要荷主に対し運賃改定等の対応を行った。外航事業の売上高は12.40億円、営業利益は2.12億円となった。中国向けの建機・機械類の輸送獲得に注力するとともに、荷主のニーズに合わせた、韓国、台湾を主とした近海航路での輸送を中心に営業展開を行った。また、前期に所有船舶を売却したことにより船舶の維持管理コストがなくなったことも収支の改善に繋がった。
港運・倉庫事業における港運事業の売上高は28.32億円、営業利益は0.49億円となった。中国経済の停滞により、中国発着貨物の取扱は減少したものの、輸入では食品類や雑貨類、輸出では化学品や素材関連の取扱が順調に推移し、ODA案件を始めとする既存荷主以外からのスポット輸送の受注もあり、通関件数は前年度並みに推移したが、管理経費の増加が利益の縮小要因となった。なお、取引形態の見直しにより、輸出入者の依頼に応じて船会社に支払っていた各種費用について、2023年10月以降は立替金として請求することとした影響により売上高は減少した。倉庫事業の売上高は12.60億円、営業利益は0.27億円となった。神戸及び姫路地区の危険物倉庫については、既存荷主の作業収入が堅調に推移したことに加え、集荷営業を強化したことが功を奏し、ISOタンクコンテナの保管収入が伸長した。一方、普通品倉庫では、作業収入・保管収入とも前年度並みの推移に留まった。また、費用面で設備機材の償却負担増や労務費の上昇が利益を押し下げた。
2025年3月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が140.00億円、営業利益が5.70億円、経常利益が6.40億円、当期純利益が4.40億円としている。
また、2025年3月期の期末配当予想について、1株あたり107.00円を予想していたが、今期の業績見通し及び財政状態等を総合的に勘案し、前回予想から8.00円増配し115.00円とすることを発表した。 <ST>
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