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ファンペップ---1Q抗体誘導ペプチドプロジェクトと機能性ペプチドの研究開発が引き続き進行

配信元:フィスコ
投稿:2025/05/15 17:53
*17:53JST ファンペップ---1Q抗体誘導ペプチドプロジェクトと機能性ペプチドの研究開発が引き続き進行 ファンペップ<4881>は14日、2025年12月期第1四半期(25年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比87.4%減の0.00億円、営業損失が6.03億円(前年同期は1.83億円の損失)、経常損失が6.00億円(同1.70億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が5.98億円(同1.68億円の損失)となった。

抗体誘導ペプチドプロジェクトにおける抗体誘導ペプチド「FPP004X」(標的タンパク質:IgE)について、FPP004Xは、標的タンパク質IgEに対する抗体誘導ペプチドの開発化合物である。IgE(Immunoglobulin E)は、体内に入った異物を排除する働きを持つ抗体の一種で、花粉等の原因物質(アレルゲン)に結合するとアレルギー反応を引き起こす。FPP004Xは、免疫細胞に抗IgE抗体を一定期間産生させることから、アレルギーに対する持続的な効果が期待される。同社グループは、FPP004Xの第I相臨床試験の治験計画届を2025年2月に独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出して試験を開始している。抗体誘導ペプチド「FPP003」(標的タンパク質:IL-17A)について、FPP003は、標的タンパク質IL-17Aに対する抗体誘導ペプチドの開発化合物である。同社グループは、2019年4月からFPP003の尋常性乾癬を対象疾患とする第I/IIa相臨床試験をオーストラリアで実施した。本試験の結果として、同社グループの抗体誘導ペプチドが慢性疾患の標的タンパク質である「自己タンパク質」(IL-17A)に対して抗体誘導することをヒトで初めて示した。また、強直性脊椎炎を対象とする開発は、医師主導治験による第IIa相臨床試験の段階にある。

機能性ペプチド「SR-0379」について、SR-0379は皮膚潰瘍を対象疾患とする開発化合物である。同社グループは、2021年6月から皮膚潰瘍患者を対象とする第III相臨床試験(SR0379-JP-SU-01試験、以下、01試験)を実施した。同社グループは、01試験で効果がみられた皮膚潰瘍患者を対象に、有効性の再現性を確認するための追加の第III相臨床試験(SR0379-JP-SU-02試験、以下、02試験)の治験計画届を2024年12月にPMDAに提出して02試験を開始している。

2025年12月期通期について、同社グループの事業収益は新規提携候補先等との交渉状況等に依存しており、その不確実性を考慮すると現時点では合理的に算定することが困難なため、業績予想は記載していない。

<AK>
配信元: フィスコ

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