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免疫生物研が4日連続S高の異彩人気、抗HIV関連の米国特許獲得と業績評価で大相場に発展
免疫生物研究所<4570.T>が異色人気、値幅制限上限である300円高は1301円カイ気配に張り付いている。きょうで4日連続ストップ高となり、直近7営業日で株価は2.5倍化した。同社は今月12日に熊本大学、医薬基盤・健康・栄養研究所、CURED(熊本市)と出願していた「抗HIV抗体及びその製造方法」について、米国特許庁から特許査定の通知を受領したことを発表しており、これを契機に急速人気化した。同特許は親和性の高い完全ヒトモノクローナル抗体の物質特許で、日本、中国、香港、台湾で既に取得済みであったが、「米国の巨大マーケットで特許査定を受領したことの意義は大きい」(中堅証券アナリスト)という指摘がある。一方で、「HIV関連の特許については画期的とはいえ、まだ第一歩を踏み出した段階に過ぎず先は長い」(ネット証券アナリスト)という冷静な意見もあるが、株価は思惑先行のモメンタム相場に突入している。また、同社は業績面でも26年3月期上期(25年4~9月)決算は営業利益段階で前年同期比2.1倍化、とりわけ7~9月期では抗体関連事業の好調やコスト削減・生産性向上などの合理化効果の発現に伴い、同5.2倍化するなど利益拡大が加速している。株式需給面では信用買い残が積み上がっておらず、発行株数が900万株強の小型株ながら、大口の買い主体が観測されるなか前日までの直近2営業日で740万株以上の売買高をこなしていることは注目される。株式吸い上げによって市場に出回っている株式が品薄化していることも、人気に拍車をかける背景となっているもようだ。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS
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