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ラクト・ジャパンのニュース
*10:08JST ラクト・ジャパン---3Q増収・2ケタ増益、全てのセグメントで売上高が引き続き順調に伸長
ラクト・ジャパン<3139>は14日、2025年11月期第3四半期(24年12月-25年8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.2%増の1,374.31億円、営業利益が同39.0%増の48.12億円、経常利益が41.0%増の49.07億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同39.9%増の35.59億円となった。
乳原料・チーズ部門の販売数量は前年同期比7.0%減の124,690トン、原料相場の上昇などを背景に販売単価が前年同期比で上昇したため売上高は同2.8%増の899.50億円となった。乳原料販売においては、今夏の記録的な猛暑が乳製品や飲料、菓子類などの消費動向に影響し、当第3四半期に入り各種乳原料の販売が軟調となった。また、飼料価格の低下や、乳価改定による酪農家の生産意欲の向上などを背景に全国の生乳生産が好調に推移したことに加え、飲用乳需要が伸び悩み、脱脂粉乳の生産が増加し、乳業メーカーを中心に輸入粉乳調製品の需要も伸び悩んだ。一方、脂肪系乳原料や高たんぱく原料の販売が好調に推移したほか、バターや脱脂粉乳については、幅広い供給網を活用し価格競争力のある産地の原料提案に注力したことで輸入品の取扱いが増加した。チーズ販売においては、業務用の原料販売は堅調だったが、小売向けでは値上げの影響が顕著であり販売数量は前年同期比で減少傾向が続いた。
食肉食材部門の販売数量は同0.8%増の24,329トン、売上高は同5.0%増の171.54億円となった。食肉食材部門においては、国内における物価上昇の影響から豚肉に加え、ハム・ソーセージなどの豚肉加工品の需要も落ち込み、第3四半期に入り豚肉関連商品の販売が鈍化した。一方、鶏肉関連の商品は、既存顧客向けの加工食品の販売が安定的に推移したことに加え、外食向けに提案を行っていた新規加工品の採用もあり、上期に引き続き販売は順調に推移した。なお同部門では、4月よりドイツの香辛料メーカーの日本における販売代理店として、香辛料および香辛料抽出物、岩塩等の輸入・販売を開始し、既存事業とのシナジー活かした拡販に取組んでいる。
機能性食品原料部門の販売数量は同98.4%増の4,836トン、売上高は同108.7%増の62.98億円となった。プロテインの原料となる高たんぱく原料の需要が世界的に高まっており、原料価格は高値圏での推移が続いていることに加え調達環境も厳しさを増している。そのようななか、同社は調達網を駆使して安定供給に努めるほか、プロテインのオーナー向けにサプライチェーン全体に関与する総合的なサポートを行うなどにより、プロテイン関連ビジネスの拡大に尽力した。また、今期は植物由来の高たんぱく原料の販売も増やすなど、多様化する顧客ニーズに対応している。
アジア事業・その他の売上高は同12.8%増の240.28億円となった。乳原料販売部門(商社)においては、当第3四半期に入り日本向け粉乳調製品原料の販売がやや軟調となったことや、一部地域で日系食品メーカー向けの原料販売が伸び悩んだものの、サプライヤーとの連携を深め営業活動を強化しているインドネシアにおいて現地企業向けの乳原料販売が好調に推移しており、全体としては順調な事業進捗となっている。当第3四半期の販売数量は同0.1%増の28,913トン、売上高は同11.4%増の172.18億円となった。チーズ製造販売部門(メーカー)においては、プロセスチーズ、ナチュラルチーズともに販売は概ね順調に進捗した。地域別では、タイにおいて食品メーカー向けの原料販売の低迷が続いているが、ホテル、外食、カフェなどへの販売は増加している。また、シンガポール、マレーシアでは外食やベーカリー向けの販売が引き続き好調だったほか、加工食品メーカー向けの販売も戻り基調となった。当第3四半期の販売数量は同5.1%増の4,089トン、売上高は同10.9%増の45.92億円となった。
2025年11月期通期については、売上高が前期比10.0%増の1,880.00億円、経常利益が同38.9%増の60.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同38.3%増の43.50億円とする7月9日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
<AK>
乳原料・チーズ部門の販売数量は前年同期比7.0%減の124,690トン、原料相場の上昇などを背景に販売単価が前年同期比で上昇したため売上高は同2.8%増の899.50億円となった。乳原料販売においては、今夏の記録的な猛暑が乳製品や飲料、菓子類などの消費動向に影響し、当第3四半期に入り各種乳原料の販売が軟調となった。また、飼料価格の低下や、乳価改定による酪農家の生産意欲の向上などを背景に全国の生乳生産が好調に推移したことに加え、飲用乳需要が伸び悩み、脱脂粉乳の生産が増加し、乳業メーカーを中心に輸入粉乳調製品の需要も伸び悩んだ。一方、脂肪系乳原料や高たんぱく原料の販売が好調に推移したほか、バターや脱脂粉乳については、幅広い供給網を活用し価格競争力のある産地の原料提案に注力したことで輸入品の取扱いが増加した。チーズ販売においては、業務用の原料販売は堅調だったが、小売向けでは値上げの影響が顕著であり販売数量は前年同期比で減少傾向が続いた。
食肉食材部門の販売数量は同0.8%増の24,329トン、売上高は同5.0%増の171.54億円となった。食肉食材部門においては、国内における物価上昇の影響から豚肉に加え、ハム・ソーセージなどの豚肉加工品の需要も落ち込み、第3四半期に入り豚肉関連商品の販売が鈍化した。一方、鶏肉関連の商品は、既存顧客向けの加工食品の販売が安定的に推移したことに加え、外食向けに提案を行っていた新規加工品の採用もあり、上期に引き続き販売は順調に推移した。なお同部門では、4月よりドイツの香辛料メーカーの日本における販売代理店として、香辛料および香辛料抽出物、岩塩等の輸入・販売を開始し、既存事業とのシナジー活かした拡販に取組んでいる。
機能性食品原料部門の販売数量は同98.4%増の4,836トン、売上高は同108.7%増の62.98億円となった。プロテインの原料となる高たんぱく原料の需要が世界的に高まっており、原料価格は高値圏での推移が続いていることに加え調達環境も厳しさを増している。そのようななか、同社は調達網を駆使して安定供給に努めるほか、プロテインのオーナー向けにサプライチェーン全体に関与する総合的なサポートを行うなどにより、プロテイン関連ビジネスの拡大に尽力した。また、今期は植物由来の高たんぱく原料の販売も増やすなど、多様化する顧客ニーズに対応している。
アジア事業・その他の売上高は同12.8%増の240.28億円となった。乳原料販売部門(商社)においては、当第3四半期に入り日本向け粉乳調製品原料の販売がやや軟調となったことや、一部地域で日系食品メーカー向けの原料販売が伸び悩んだものの、サプライヤーとの連携を深め営業活動を強化しているインドネシアにおいて現地企業向けの乳原料販売が好調に推移しており、全体としては順調な事業進捗となっている。当第3四半期の販売数量は同0.1%増の28,913トン、売上高は同11.4%増の172.18億円となった。チーズ製造販売部門(メーカー)においては、プロセスチーズ、ナチュラルチーズともに販売は概ね順調に進捗した。地域別では、タイにおいて食品メーカー向けの原料販売の低迷が続いているが、ホテル、外食、カフェなどへの販売は増加している。また、シンガポール、マレーシアでは外食やベーカリー向けの販売が引き続き好調だったほか、加工食品メーカー向けの販売も戻り基調となった。当第3四半期の販売数量は同5.1%増の4,089トン、売上高は同10.9%増の45.92億円となった。
2025年11月期通期については、売上高が前期比10.0%増の1,880.00億円、経常利益が同38.9%増の60.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同38.3%増の43.50億円とする7月9日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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