ドル円は午前に円高進行の場面も、その後安値から戻す=東京為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/01/16 15:38
ドル円は午前に円高進行の場面も、その後安値から戻す=東京為替概況
   
 16日の東京市場のドル円は、158円台での推移が続いた。朝方に158円70銭を付ける場面が見られたが、片山財務相が「日米財務相の合意の中には為替介入が含まれている」「あらゆる手段を含め断固たる措置を取ることを再三申し上げている」「足元の円安動向については憂慮している」などの強い円安牽制(けんせい)発言を行ったことで、いったん円買いが強まり、157円98銭まで下落した。すぐに158円台に戻すと、午後は158円台前半で推移。ややしっかりの動きで158円40銭台を回復したものの、朝方の水準には戻しておらず、介入警戒感をにらみながらの展開となった。来週は19日から世界経済フォーラム(ダボス会議)があり、介入を実施したとして、その背景を含めて各国に直接説明する機会があるとの思惑が、警戒感を強める形となっている。また、来週の日銀金融政策決定会合を前に、行き過ぎた円安進行への警戒感も見られる。
  
 ユーロ円などクロス円も朝方の円高で下げた後、少し戻す展開。ユーロ円は昨日、対ドルでのユーロ売りを受けて184円台半ば前後での推移から183円80銭台を付けた。184円10銭台に戻して東京朝を迎えると、片山財務相の発言もあって183円47銭まで下げた。午後は183円80銭台まで戻している。ポンド円も昨日は対ドルでのポンド売りから売りが出て、212円00銭を付ける場面が見られた。212円30銭前後まで戻して東京朝を迎え、212円台前半での推移となった後、片山財務相の発言を受けて211円50銭を付けた。その後212円00銭近くまで戻すなど、ユーロ円同様に安値からは反発した。
  
 ユーロドルは昨日、一時1.1590ドル台を付けるなど、ユーロ安が優勢となった。その後の戻りは限定的で、上値の重さが続くものの、1.1600ドル割れには慎重で、今のところ1.1603-1.1614ドルの狭いレンジでもみ合っている。ポンドドルは1.3371-1.3391ドルと、こちらも朝からもみ合い。
  
MINKABUPRESS 山岡
 

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