*11:20JST 三陽商会---3Q新規出店や重衣料の本格稼働により売上高が回復
三陽商会<8011>は26日、2026年2月期第3四半期(25年3月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.1%減の425.99億円、営業利益が同70.8%減の4.15億円、経常利益が同68.6%減の4.69億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同67.8%減の3.85億円となった。
同社グループは、2025年4月14日に公表した中期経営計画の初年度を迎えているが、当第3四半期累計期間を通してイレギュラーな気象条件や市況悪化の影響を受け、売上高は前年を下回る推移となった。しかし前年を大きく下回った第1四半期に対して第2四半期、及び当第3四半期においては、新規出店による売上増に加え、10月下旬以降の気温低下によりコートを始めとする重衣料が一気に本格稼働したことにより、ほぼ前年並みの水準まで回復している。粗利益率については、売上不振に伴う過剰在庫を抑止するためセール販売を強化したことによりプロパー販売比率が低下し、前年を下回る結果となった。販売費及び一般管理費については、売上不振が続く中で全社を挙げて削減努力を継続した結果、新規ブランドや新店への投資を包含したうえで前年差3億円削減することができた。しかし、売上高減少及び粗利率の低下による売上総利益の減少をカバーするには至らず、営業利益は前年を下回る結果となった。
2026年2月期通期については、売上高が前期比1.0%減の599.00億円、営業利益が同15.3%減の23.00億円、経常利益が同16.5%減の23.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.3%増の41.00億円とする8月28日に修正した連結業績予想を据え置いている。
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同社グループは、2025年4月14日に公表した中期経営計画の初年度を迎えているが、当第3四半期累計期間を通してイレギュラーな気象条件や市況悪化の影響を受け、売上高は前年を下回る推移となった。しかし前年を大きく下回った第1四半期に対して第2四半期、及び当第3四半期においては、新規出店による売上増に加え、10月下旬以降の気温低下によりコートを始めとする重衣料が一気に本格稼働したことにより、ほぼ前年並みの水準まで回復している。粗利益率については、売上不振に伴う過剰在庫を抑止するためセール販売を強化したことによりプロパー販売比率が低下し、前年を下回る結果となった。販売費及び一般管理費については、売上不振が続く中で全社を挙げて削減努力を継続した結果、新規ブランドや新店への投資を包含したうえで前年差3億円削減することができた。しかし、売上高減少及び粗利率の低下による売上総利益の減少をカバーするには至らず、営業利益は前年を下回る結果となった。
2026年2月期通期については、売上高が前期比1.0%減の599.00億円、営業利益が同15.3%減の23.00億円、経常利益が同16.5%減の23.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.3%増の41.00億円とする8月28日に修正した連結業績予想を据え置いている。
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