誰でも簡単な操作で、高品質・短時間の解凍が可能に
総合フードサービス機器メーカーであるホシザキ株式会社(本社:愛知県豊明市、代表取締役社長:小林靖浩)は、真空冷却とマイクロ波加熱を組み合わせた解凍方式を採用した「真空マイクロ波解凍機」を開発しました。7月28日より出荷開始し、ホシザキの販売会社を通じて発売します。解凍品質、人手不足、食品ロス、物流コストに悩むスーパー、コンビニエンスストア、焼き肉チェーン店、回転寿司チェーン店などへの導入を目指します。

真空マイクロ波解凍機 HVM-8TA3-T
業界唯一(※)の解凍方式で、ドリップを抑制し、より美味しく解凍
温塩水解凍(約40度の温かい塩水を使った解凍)、流水解凍などの一般的な食材解凍方法では、溶けやすい表面と溶けにくい内部の解凍ムラが発生します。本製品は、食材全体を電子レンジと同じマイクロ波で加熱しながら、マイクロ波により加熱されやすい食材表面を真空冷却し、食材表面と内部の温度差を広げずに解凍するものです。真空とすることで庫内が減圧され水の沸点が下がり、食材表面の氷が水にならず直接水蒸気になる昇華現象が起こります。この昇華現象の際に周りの熱を奪うため、食材表面の温度が下がります。表面と内部の温度差が小さい解凍により、うまみ成分(ドリップ)流出の原因となる細胞の損傷を抑制し、解凍ムラが少なく、より美味しい、高品質の解凍を実現します。

真空マイクロ波解凍機内の食材の温度変化

真空マイクロ波解凍の原理
冷凍食品の消費拡大の次に求められる、「美味しい解凍」の価値を再提案
真空マイクロ波方式の解凍機は、当社グループの株式会社ネスターが2003年11月から2024年3月まで販売していました。しかし、サイズが大きいことに加え、価格が高く、導入先が限られていました。約20年間、大きな仕様変更もありませんでした。
ホシザキは、冷凍食品の消費拡大の先にある、より美味しく解凍できる、食材に合わせた多様な解凍方法への潜在ニーズを見込み、様々な研究を行っています。その一環で、本解凍方式を現在の市場ニーズにあった製品へ改良するための自社開発を進めてきました。
旧製品の大きさと価格の課題とお客様の声を踏まえ、技術改良とコスト低減努力を重ね、高い解凍性能を追求すると同時に合理的なサイズダウンを実現し、旧製品よりも3割の価格低減に成功しました。形は縦長から上部をテーブルとして活用できる横長へ変更し、モーターの変更により静音化を実現しました。操作ボタンはタッチパネルとなり、解凍物の重量と解凍レベルを設定するだけで誰でも簡単に操作できます。

タッチパネル
現在の解凍方法には様々な課題:人材のスキル頼み、時間
現在スーパーなどでは、各食材に適した様々な方法で解凍が行われています。美味しく解凍するためにはスキルや経験が必要なため、人によって解凍品質のバラつきが生じ、人員も限定されます。食材によっては長時間かかることも課題です。たとえばマグロ赤身のさくは、約2~3分の温塩水解凍の後、冷蔵庫に約60分から120分間入れて解凍されています。
一台で、解凍品質、人手不足、食品ロス、物流コストなどのお客様の課題を解決
本製品の導入により、お客様へ様々なメリットをもたらします。
- 人員の解凍スキルが不問になるため、解凍品質が安定し、人員配置が容易になり、教育などの負担も軽減されます。
- 美味しさ維持のために何度も少量配送していた賞味期限の短い食品を、保存性の高い冷凍食品に切り替え、必要な分だけ解凍して販売することが可能になります。輸送回数を減らせるため、物流問題の解決にも貢献します。
- 需要にあわせて短時間で解凍できるため、売れ残りによる食品ロスを削減できます。商品が少なくなった際には追加解凍して補充できます。
- 食材の内部まで解凍できるため、塊やさくを切る際のケガのリスクが小さくなります。
ホシザキは本製品のラインナップ拡充を含め、今後も新しい技術や手法を通じて、お客様の様々な課題の解決へ貢献していきます。
食材による解凍時間目安

製品概要

※ 2025年5月13日現在、当社調べ
総合フードサービス機器メーカーであるホシザキ株式会社(本社:愛知県豊明市、代表取締役社長:小林靖浩)は、真空冷却とマイクロ波加熱を組み合わせた解凍方式を採用した「真空マイクロ波解凍機」を開発しました。7月28日より出荷開始し、ホシザキの販売会社を通じて発売します。解凍品質、人手不足、食品ロス、物流コストに悩むスーパー、コンビニエンスストア、焼き肉チェーン店、回転寿司チェーン店などへの導入を目指します。

真空マイクロ波解凍機 HVM-8TA3-T
業界唯一(※)の解凍方式で、ドリップを抑制し、より美味しく解凍
温塩水解凍(約40度の温かい塩水を使った解凍)、流水解凍などの一般的な食材解凍方法では、溶けやすい表面と溶けにくい内部の解凍ムラが発生します。本製品は、食材全体を電子レンジと同じマイクロ波で加熱しながら、マイクロ波により加熱されやすい食材表面を真空冷却し、食材表面と内部の温度差を広げずに解凍するものです。真空とすることで庫内が減圧され水の沸点が下がり、食材表面の氷が水にならず直接水蒸気になる昇華現象が起こります。この昇華現象の際に周りの熱を奪うため、食材表面の温度が下がります。表面と内部の温度差が小さい解凍により、うまみ成分(ドリップ)流出の原因となる細胞の損傷を抑制し、解凍ムラが少なく、より美味しい、高品質の解凍を実現します。

真空マイクロ波解凍機内の食材の温度変化

真空マイクロ波解凍の原理
冷凍食品の消費拡大の次に求められる、「美味しい解凍」の価値を再提案
真空マイクロ波方式の解凍機は、当社グループの株式会社ネスターが2003年11月から2024年3月まで販売していました。しかし、サイズが大きいことに加え、価格が高く、導入先が限られていました。約20年間、大きな仕様変更もありませんでした。
ホシザキは、冷凍食品の消費拡大の先にある、より美味しく解凍できる、食材に合わせた多様な解凍方法への潜在ニーズを見込み、様々な研究を行っています。その一環で、本解凍方式を現在の市場ニーズにあった製品へ改良するための自社開発を進めてきました。
旧製品の大きさと価格の課題とお客様の声を踏まえ、技術改良とコスト低減努力を重ね、高い解凍性能を追求すると同時に合理的なサイズダウンを実現し、旧製品よりも3割の価格低減に成功しました。形は縦長から上部をテーブルとして活用できる横長へ変更し、モーターの変更により静音化を実現しました。操作ボタンはタッチパネルとなり、解凍物の重量と解凍レベルを設定するだけで誰でも簡単に操作できます。

タッチパネル
現在の解凍方法には様々な課題:人材のスキル頼み、時間
現在スーパーなどでは、各食材に適した様々な方法で解凍が行われています。美味しく解凍するためにはスキルや経験が必要なため、人によって解凍品質のバラつきが生じ、人員も限定されます。食材によっては長時間かかることも課題です。たとえばマグロ赤身のさくは、約2~3分の温塩水解凍の後、冷蔵庫に約60分から120分間入れて解凍されています。
一台で、解凍品質、人手不足、食品ロス、物流コストなどのお客様の課題を解決
本製品の導入により、お客様へ様々なメリットをもたらします。
- 人員の解凍スキルが不問になるため、解凍品質が安定し、人員配置が容易になり、教育などの負担も軽減されます。
- 美味しさ維持のために何度も少量配送していた賞味期限の短い食品を、保存性の高い冷凍食品に切り替え、必要な分だけ解凍して販売することが可能になります。輸送回数を減らせるため、物流問題の解決にも貢献します。
- 需要にあわせて短時間で解凍できるため、売れ残りによる食品ロスを削減できます。商品が少なくなった際には追加解凍して補充できます。
- 食材の内部まで解凍できるため、塊やさくを切る際のケガのリスクが小さくなります。
ホシザキは本製品のラインナップ拡充を含め、今後も新しい技術や手法を通じて、お客様の様々な課題の解決へ貢献していきます。
食材による解凍時間目安

製品概要

※ 2025年5月13日現在、当社調べ
関連銘柄
| 銘柄 | 株価 | 前日比 |
|---|---|---|
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6465
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5,266.0
(15:30)
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+14.0
(+0.26%)
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