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*12:08JST 丸運 Research Memo(8):具体的な取り組みに「収益力向上」「株主還元の強化」「IR活動の充実」を設定
■資本コストや株価を意識した経営
1. ROEは5.5%以上を目指す
長期ビジョンを実現するために、会社側では営業強化分野の事業基盤を強化するとともに、次期成長分野の事業を拡大することが企業価値向上のために重要と考え、丸運<9067>では、2030年に経常利益20億円の目標を立て、ROEを2030年までのできるだけ早い段階で5.5%以上の達成を目指している。そのための具体的な施策として、収益力の向上を図るとともに株主還元の強化とIR活動の充実を掲げた。IR活動では、株主、投資家との対話を大切にし、サスティナビリティレポート、株主通信、ホームページ、SNSを利用しての発信などによりIR関連情報の発信に取り組んでいる。
2. 連結配当性向50%を目途に配当を実施
利益還元については、連結配当性向50%以上を目途に配当を実施する方針を掲げている。2023年3月期は年間8.0円の配当(配当性向73.1%)としたが、2024年3月期は年9.0円に増配(同62.4%)、2025年3月期は特別配当3.0円を含む年19.0円(同49.2%)を実施した。2026年3月期については、貿易面での不確実性に伴う主要荷主の荷動きの低下等の下振れリスクの発生や、DX実装等のコスト増が見込まれることから、年12.0円とする予定で配当性向は51.7%となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
<HN>
1. ROEは5.5%以上を目指す
長期ビジョンを実現するために、会社側では営業強化分野の事業基盤を強化するとともに、次期成長分野の事業を拡大することが企業価値向上のために重要と考え、丸運<9067>では、2030年に経常利益20億円の目標を立て、ROEを2030年までのできるだけ早い段階で5.5%以上の達成を目指している。そのための具体的な施策として、収益力の向上を図るとともに株主還元の強化とIR活動の充実を掲げた。IR活動では、株主、投資家との対話を大切にし、サスティナビリティレポート、株主通信、ホームページ、SNSを利用しての発信などによりIR関連情報の発信に取り組んでいる。
2. 連結配当性向50%を目途に配当を実施
利益還元については、連結配当性向50%以上を目途に配当を実施する方針を掲げている。2023年3月期は年間8.0円の配当(配当性向73.1%)としたが、2024年3月期は年9.0円に増配(同62.4%)、2025年3月期は特別配当3.0円を含む年19.0円(同49.2%)を実施した。2026年3月期については、貿易面での不確実性に伴う主要荷主の荷動きの低下等の下振れリスクの発生や、DX実装等のコスト増が見込まれることから、年12.0円とする予定で配当性向は51.7%となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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