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日経225先物は11時30分時点、前日比210円安の5万0950円(-0.41%)前後で推移。寄り付きは5万1130円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万1120円)にサヤ寄せする形で、小幅に下落して始まった。直後につけた5万1150円を高値に下へのバイアスが強まり、現物の寄り付き後ほどなくして5万0580円まで売られる場面もみられた。ただ、売り一巡後は中盤にかけて5万1060円まで下げ幅を縮め、終盤にかけては5万0850円から5万1050円辺りでの推移をみせている。
前日に決算を発表したソフトバンクグループ<9984>[東証P]がウリ気配から始まったことで、先物市場では開始直後にショートを仕掛けてくる動きになったようだ。ただ、ソフトバンクグループは寄り付き後に下げ渋る動きをみせたことで、早い段階でショートカバーに向かわせたとみられる。
また、同社とアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]の3銘柄で日経平均株価を470円近く押し下げているが東証プライムの値上がり銘柄数は8割を超えているため、その後のショートを仕掛けにくくさせている。ボリンジャーバンドの+1σ(5万1170円)接近では強弱感が対立するだろうが、同バンドを捉えてくる局面ではショートカバーを誘う可能性がありそうだ。
NT倍率は先物中心限月で15.18倍に低下した。25日移動平均線(15.19倍)を下回り、一時15.14倍まで下げる場面もみられた。同線が支持線として意識される可能性もあるため、いったんはNTショートを巻き戻す動きも入りやすいだろう。
株探ニュース
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