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日経225先物は11時30分時点、前日比630円安の4万8170円(-1.29%)前後で推移。寄り付きは4万8540円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万8660円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き時には4万8750円をつける場面もみられたがプラス圏を回復できず、その後は持ち高調整によるロング解消の動きのほか、短期筋のショートを誘う形になり、終盤にかけて4万8140円まで下げ幅を広げた。
米国市場では主要な株価指数が下落した影響もあり、前日に強い上昇をみせていたソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など、半導体や人工知能(AI)関連株の一角に利益確定の売りが出ている。一方で、決算評価からファーストリテイリング<9983>[東証P]が買われており、日経平均株価を支えている。
日経225先物は朝方の上昇でボリンジャーバンドの+2σ(4万8610円)を上回る場面もみられたが、同バンドをキープできなかったことで、ショートを入りやすくさせた面もありそうだ。また、午後には自民党の高市早苗総裁と公明党の斉藤鉄夫代表との会談を控えていることも神経質にさせたのだろう。4万8000円処での底堅さを見極めたい。
NT倍率は先物中心限月で15.01倍に上昇した。ソフトバンクグループなどの弱い値動きが目立つものの、東証プライムの9割を超える銘柄が下げているため、相対的に日経平均型優位の状況は継続。NTロングでのスプレッド狙いの動きが強まりやすいと考えられる。
株探ニュース
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