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TAKARA & COMPANYのニュース
*09:25JST TAKARA&COMPANY:ディスクロージャー支援のリーディングカンパニー、開示制度改革が追い風
TAKARA & COMPANY<7921>は1952年創業のディスクロージャー(情報開示)支援のリーディングカンパニー。長年の印刷事業で培った信頼と専門性を基盤に、近年はシステム開発やコンサルティング、M&Aを積極的に推進。ディスクロージャーを起点とした、様々なソリューションで企業の成長を支援する、IT・専門性のあるテクノロジ―企業へと変貌を遂げている。
同社の事業はディスクロージャー関連事業と通訳・翻訳事業の2つのセグメントで構成される。主力のディスクロージャー関連事業は、売上高の約70%超を占め、上場企業約2,000社という安定した顧客基盤に対し、有価証券報告書や招集通知などの作成を支援する。強みは、統合型ビジネスレポートシステムWizLaboの提供を核とした業務プロセスのDX支援にあり、導入社数を順調に伸ばしている。通訳・翻訳事業は、国際会議の通訳や企業のグローバル展開に伴う翻訳需要に対応している。足元では、コロナ禍からの需要回復の反動に加え、体制強化に伴う費用増の影響が続くが、ディスクロージャー関連事業とのシナジーも大きく、特にプライム市場上場企業に義務化された日英同時開示を背景に需要は堅調となっている。
同社の強みは、上場企業の法定開示からIR支援、翻訳・通訳まで一気通貫でサポートできる独自のポジションを築いている点である。また、法定開示資料については、インサイダー情報など厳重な情報管理が求められるため参入障壁が高い。同社は長年の実績から多くの上場企業である顧客から信頼を勝ち取っており、強固な経営基盤を構築している。
同社を取り巻く事業環境は、制度改正という構造的な追い風が続いている。企業の開示業務は複雑化・高度化しており、システム提供から専門家によるコンサルティング、制作・翻訳までワンストップで提供できる同社の総合力は、寡占市場における競争力を保持に寄与するものと考える。
2026年5月期業績予想は、売上高は前期比11.2%増の33,000百万円、営業利益は同8.7%増4,400百万円を計画している。ディスクロージャー関連事業におけるサービス拡大や通訳・翻訳事業の堅調な需要を見込む。なお、純利益は前期比で減少するが、2025年5月期に固定資産売却に伴う特別利益を計上した影響であり、本業の収益力は向上する見立てである。
同社は中期経営計画2026の最終年度目標を修正し、2026年5月期に売上高33,000百万円、営業利益4,400百万円、ROE10.0%を掲げている。売上高はWizLaboの導入拡大やM&Aの効果もあり順調に進捗している。利益面では、将来の成長に向けた人件費やシステム開発への投資を積極的に行っており、これらの投資が今後の収益拡大に繋がることが期待される。また、10,000百万円の成長投資枠を設定し、既存領域のみならず、AIの活用、M&Aによる事業領域の拡大にも意欲的である。
株主還元については、2026年5月期においては安定配当という方針の下、配当性向の目安を50%程度へと従前の40~50%から引き上げている。これにより、2026年5月期の1株当たり120円を予定している(配当性向50.2%、予想配当利回り3.60%)。潤沢な手元資金と今後のキャッシュ・フロー創出力を背景に、成長投資とのバランスを図るなど、株主への利益還元を重視する姿勢は株価にとってもポジティブ。
投資の視点からは、制度改正という追い風を受ける事業の安定性と、AI活用による将来的な成長ポテンシャルが魅力的である。配当性向の引き上げによる株主還元の強化も、株価の下支え要因として評価できる。安定した顧客基盤と堅調な業績推移、積極的な株主還元姿勢を踏まえ、中長期投資に適した投資銘柄であると考える。
<HM>
同社の事業はディスクロージャー関連事業と通訳・翻訳事業の2つのセグメントで構成される。主力のディスクロージャー関連事業は、売上高の約70%超を占め、上場企業約2,000社という安定した顧客基盤に対し、有価証券報告書や招集通知などの作成を支援する。強みは、統合型ビジネスレポートシステムWizLaboの提供を核とした業務プロセスのDX支援にあり、導入社数を順調に伸ばしている。通訳・翻訳事業は、国際会議の通訳や企業のグローバル展開に伴う翻訳需要に対応している。足元では、コロナ禍からの需要回復の反動に加え、体制強化に伴う費用増の影響が続くが、ディスクロージャー関連事業とのシナジーも大きく、特にプライム市場上場企業に義務化された日英同時開示を背景に需要は堅調となっている。
同社の強みは、上場企業の法定開示からIR支援、翻訳・通訳まで一気通貫でサポートできる独自のポジションを築いている点である。また、法定開示資料については、インサイダー情報など厳重な情報管理が求められるため参入障壁が高い。同社は長年の実績から多くの上場企業である顧客から信頼を勝ち取っており、強固な経営基盤を構築している。
同社を取り巻く事業環境は、制度改正という構造的な追い風が続いている。企業の開示業務は複雑化・高度化しており、システム提供から専門家によるコンサルティング、制作・翻訳までワンストップで提供できる同社の総合力は、寡占市場における競争力を保持に寄与するものと考える。
2026年5月期業績予想は、売上高は前期比11.2%増の33,000百万円、営業利益は同8.7%増4,400百万円を計画している。ディスクロージャー関連事業におけるサービス拡大や通訳・翻訳事業の堅調な需要を見込む。なお、純利益は前期比で減少するが、2025年5月期に固定資産売却に伴う特別利益を計上した影響であり、本業の収益力は向上する見立てである。
同社は中期経営計画2026の最終年度目標を修正し、2026年5月期に売上高33,000百万円、営業利益4,400百万円、ROE10.0%を掲げている。売上高はWizLaboの導入拡大やM&Aの効果もあり順調に進捗している。利益面では、将来の成長に向けた人件費やシステム開発への投資を積極的に行っており、これらの投資が今後の収益拡大に繋がることが期待される。また、10,000百万円の成長投資枠を設定し、既存領域のみならず、AIの活用、M&Aによる事業領域の拡大にも意欲的である。
株主還元については、2026年5月期においては安定配当という方針の下、配当性向の目安を50%程度へと従前の40~50%から引き上げている。これにより、2026年5月期の1株当たり120円を予定している(配当性向50.2%、予想配当利回り3.60%)。潤沢な手元資金と今後のキャッシュ・フロー創出力を背景に、成長投資とのバランスを図るなど、株主への利益還元を重視する姿勢は株価にとってもポジティブ。
投資の視点からは、制度改正という追い風を受ける事業の安定性と、AI活用による将来的な成長ポテンシャルが魅力的である。配当性向の引き上げによる株主還元の強化も、株価の下支え要因として評価できる。安定した顧客基盤と堅調な業績推移、積極的な株主還元姿勢を踏まえ、中長期投資に適した投資銘柄であると考える。
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