ＩＢＪ<6071.T>がこの日の取引終了後、デコルテ・ホールディングス<7372.T>の連結子会社化を目的にＴＯＢを実施すると発表した。

　両社は２５年４月に資本・業務提携契約を締結。ＩＢＪは現在、デコルテＨＤ株式の３２．９６％を所有し、持ち分法適用関連会社としているが、連結子会社化することで業務提携の深化を図り、送客の強化や効率的な人材の採用・育成、新規事業の開発などのシナジー実現を図るのが狙い。ＴＯＢ価格は５２７円で、買い付け予定数は８７万８９００株（下限３６万１０００株、上限８７万８９００株）、買付期間は１１月１３日から１２月１８日までとしており、ＴＯＢ成立後もデコルテＨＤは上場を維持する予定だ。なお、デコルテＨＤは今回のＴＯＢに対して賛同の意見を表明するとともに、応募するか否かは株主の判断に委ねるとしている。