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日経225先物は11時30分時点、前日比880円安の4万9390円(-1.75%)前後で推移。寄り付きは4万9830円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万9785円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き後に4万9980円まで下げ幅を縮めたが、5万円の大台を回復できなかったことで戻り待ち狙いのショートが強まり、中盤にかけて4万9130円まで下落幅を広げた。売り一巡後は終盤にかけて押し目待ち狙いのロングが入り、4万9400円から4万9500円辺りでの推移をみせている。
米国市場では半導体・AI関連株への利益確定の動きが強まったこともあり、東京市場においてもソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]、フジクラ<5803>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の下げが重荷になっている。東証プライムの7割超の銘柄が下落するなかでは、押し目狙いのロングは入りにくいだろう。一方で、ボリンジャーバンドの-1σ(4万8630円)が射程に入るなか、戻りの鈍さが意識される局面においては、短期的にショートを仕掛けてくる動きに向かわせそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.98倍に低下した。一時15.01倍をつける場面もみられたが、その後は-1σ(14.99倍)が抵抗線として意識され、14.93倍まで下げる動きもあった。-2σ(14.76倍)辺りが射程に入ってくる可能性もあるとみられ、NTショートに振れやすくなろう。
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