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ケンコーマヨネーズのニュース
*12:04JST ケンコーマヨ Research Memo(4):調味料・加工食品事業は過去最高業績を更新
■業績動向
2. 事業セグメント別動向
(1) 調味料・加工食品事業
ケンコーマヨネーズ<2915>の調味料・加工食品事業の売上高は前期比4.0%増の71,887百万円、セグメント利益は同94.1%増の3,894百万円となった。売上高は外食市場の拡大を追い風に4期連続増収となり、利益面では前述のとおり価格改定効果や原材料コスト低減、生産効率の向上などによって2期連続で大幅増益となった。
商材別の売上動向を見ると、タマゴ加工品が前期下期からの販売制限解除の流れを受けて前期比16.3%増の21,795百万円と急回復した。外食業界でタマゴ加工品のメニューが増加したほか、たまごサラダやゆでたまごがCVSや製パン事業者向けに好調だった。マヨネーズ・ドレッシング類は同1.3%増の27,355百万円と堅調に推移した。量販店や外食向けにマヨネーズ類が伸長した。ヒット商品として、「薫るトリュフ」シリーズが手軽にメニューに高級感や付加価値を付与でき、様々な料理で活用できる汎用性の高さが評価され、外食業界向けに伸長した。また、「塩キャラメルバターソース」も芳醇なバターとほろ苦いキャラメル、まろやかな味わいの岩塩によるコクと風味がやみつきになるソースとして、スイーツだけでなくベーカリーやドリンク用など様々な用途で採用され、ヒット商品の1つとなった。液状なので、溶かしバターのようにかける、塗る、和えるといった様々な調理法が可能で利便性の高さも評価されたようだ。
一方、サラダ・総菜類は同3.0%減の20,948百万円と若干の減収となった。小容量サイズ商品は伸長したが、前期にタマゴ加工品の代替メニューとして伸びたポテトサラダの反動減が影響した。その他の売上高は、冷凍ポテトや冷凍サツマイモを中心に同1.3%増の1,788百万円と堅調に推移した。
(2) 総菜関連事業等
総菜関連事業等の売上高は前期比1.3%増の18,954百万円、セグメント利益は同5.1%減の862百万円となった。販売カテゴリーの拡大やおつまみ総菜などマーケットイン発想による商品開発、地域連携コラボによる食材での差別化を図った商品開発などに取り組んだことなどが増収要因となった。ただ、利益面では、野菜価格の高騰と下期に入ってからの鶏卵相場の上昇が響いて、若干の減益となった。
(3) その他
その他には連結子会社サラダカフェで展開するサラダ専門店の収益が含まれており、売上高で前期比5.1%減の861百万円、セグメント利益で3百万円(前期は6百万円の損失)となった。売上高は2024年7月に1店舗を退店したことが主な減収要因となった。利益面では、食材費の高騰が続いたものの不採算店舗の退店に加えて高付加価値商品の開発や経費削減に取り組んだ効果により、2期ぶりの黒字に転換した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
2. 事業セグメント別動向
(1) 調味料・加工食品事業
ケンコーマヨネーズ<2915>の調味料・加工食品事業の売上高は前期比4.0%増の71,887百万円、セグメント利益は同94.1%増の3,894百万円となった。売上高は外食市場の拡大を追い風に4期連続増収となり、利益面では前述のとおり価格改定効果や原材料コスト低減、生産効率の向上などによって2期連続で大幅増益となった。
商材別の売上動向を見ると、タマゴ加工品が前期下期からの販売制限解除の流れを受けて前期比16.3%増の21,795百万円と急回復した。外食業界でタマゴ加工品のメニューが増加したほか、たまごサラダやゆでたまごがCVSや製パン事業者向けに好調だった。マヨネーズ・ドレッシング類は同1.3%増の27,355百万円と堅調に推移した。量販店や外食向けにマヨネーズ類が伸長した。ヒット商品として、「薫るトリュフ」シリーズが手軽にメニューに高級感や付加価値を付与でき、様々な料理で活用できる汎用性の高さが評価され、外食業界向けに伸長した。また、「塩キャラメルバターソース」も芳醇なバターとほろ苦いキャラメル、まろやかな味わいの岩塩によるコクと風味がやみつきになるソースとして、スイーツだけでなくベーカリーやドリンク用など様々な用途で採用され、ヒット商品の1つとなった。液状なので、溶かしバターのようにかける、塗る、和えるといった様々な調理法が可能で利便性の高さも評価されたようだ。
一方、サラダ・総菜類は同3.0%減の20,948百万円と若干の減収となった。小容量サイズ商品は伸長したが、前期にタマゴ加工品の代替メニューとして伸びたポテトサラダの反動減が影響した。その他の売上高は、冷凍ポテトや冷凍サツマイモを中心に同1.3%増の1,788百万円と堅調に推移した。
(2) 総菜関連事業等
総菜関連事業等の売上高は前期比1.3%増の18,954百万円、セグメント利益は同5.1%減の862百万円となった。販売カテゴリーの拡大やおつまみ総菜などマーケットイン発想による商品開発、地域連携コラボによる食材での差別化を図った商品開発などに取り組んだことなどが増収要因となった。ただ、利益面では、野菜価格の高騰と下期に入ってからの鶏卵相場の上昇が響いて、若干の減益となった。
(3) その他
その他には連結子会社サラダカフェで展開するサラダ専門店の収益が含まれており、売上高で前期比5.1%減の861百万円、セグメント利益で3百万円(前期は6百万円の損失)となった。売上高は2024年7月に1店舗を退店したことが主な減収要因となった。利益面では、食材費の高騰が続いたものの不採算店舗の退店に加えて高付加価値商品の開発や経費削減に取り組んだ効果により、2期ぶりの黒字に転換した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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