塩水港精糖 <2112> [東証Ｓ] が1月22日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→31億円(前期は21.2億円)に72.2％上方修正し、一転して45.7％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.9億円→15.9億円(前年同期は9.4億円)に5.4倍増額し、一転して69.5％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は9円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社の基幹事業である砂糖事業については、適正価格での仕入れ・販売に努めたことに加え、インバウンドや観光需要の回復、夏場の猛暑を追い風に飲料ユーザー向け等が好調に推移しました。また、オリゴ糖事業においても、大容量タイプやオリゴ糖含有量を向上させたプレミアムタイプなどコアユーザー向けの販売が好調でした。以上の結果、当初の予想を上回る利益を計上する見込みであることから、2025年3月期の連結業績予想につきまして、上記の通り修正いたします。

　上記のとおり、2025年３月期通期の当期純利益が前回発表予想を上回る見込みとなったことから、当社普通配当５円を10円に引き上げるとともに、次期以降も安定配当を持続すべく、業績維持向上に努めてまいります。株主の皆様への利益還元は経営における重要課題であり、今後、当社グループの事業戦略を含めまして、わかりやすく具体的にお伝え出来ますよう、積極的な情報開示に努めてまいります。なお、本件につきましては、2025年６月開催予定の当社第92回(2025年３月期)定時株主総会に付議する予定です。