福田組 <1899> [東証Ｐ] が11月7日大引け後(15:30)に決算を発表。25年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比10.7％増の65.9億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の63億円→73億円(前期は79.5億円)に15.9％上方修正し、減益率が20.8％減→8.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の24.9億円→34.9億円(前年同期は42.4億円)に40.0％増額し、減益率が41.2％減→17.7％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の200円→250円(前期は200円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比24.2％増の27.9億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の5.4％→6.7％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）連結業績予想売上高につきましては、一部の子会社の受注高が計画を上回る見通しに加え、工事の進捗が順調に推移したこと等により、前回発表予想を上回る見通しとなっております。利益面につきましては、売上高の増加に加え、完成工事の粗利益率が計画以上に改善したこと及び手持ち工事の粗利益率も総じて上昇傾向にあり、完成工事総利益の増加が見込まれることから、業績予想の修正を行うものであります。（２）個別業績予想売上高につきましては、計画値通りに推移しておりますので修正を行いませんが、利益面におきましては、完成工事の粗利益率が計画以上に改善したことから、業績予想の修正を行うものであります。

　今回2025年12月期の通期連結業績が当初予想を上回ると見込まれるため、これに合わせて配当予想も修正することといたしました。(注) 上記予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により当該予想値と異なる可能性があります。