株式会社アイキューブドシステムズ:2026年6月期第2四半期決算決算説明文字起こし(3)

配信元:フィスコ
投稿:2026/02/19 13:33
*13:33JST 株式会社アイキューブドシステムズ:2026年6月期第2四半期決算決算説明文字起こし(3) アイキューブドシステムズ<4495>

続いて、CLOMO事業の市場シェアの状況ですが、自社ブランドの国内MDM市場において15年連続のシェアNo.1を達成し、本年も無事にシェアトップを維持することができました。販売パートナーをはじめ、関係者の皆様のおかげで着実に事業を成長させることができており、深く感謝しております。
なお、生成AIの進展により、SaaSビジネスモデル全般に対する見方が多様化しつつあります。当社では、AIの進化を、企業におけるモバイル活用や業務の高度化が一層進む機会であると捉えております。
15年連続で国内MDM市場No.1のシェアを維持してきた背景には、こうした環境変化に対応しながら、継続的に製品・機能のアップデートを行ってきた点がございます。今後も、多様化あるいは高度化するニーズに対応すべく、進化する環境においても価値のあるサービスを提供し、引き続き市場シェアの拡大を目指してまいります。

それでは、先ほど触れましたオプションサービスについて詳しくご説明いたします。
まず、Windows PC向け情報漏洩対策サービスについてです。本サービスは、連結子会社であるワンビ株式会社との協業により提供を開始したもので、これまで75万台以上の導入実績があります。このサービスをCLOMOのオプションサービスとして展開してまいります。
最大の特徴は、強固なデータ消去技術です。総務省のガイドラインに準拠した消去方式を採用しており、PCの紛失・盗難時に限らず、廃棄やリース返却時においても、情報資産の漏洩対策を確実に実施することが可能です。
また、PCがオフライン状態であっても対応できる点も大きな強みです。紛失や盗難によりネットワークに接続できない状況でも、タイマーによるローカルワイプや遠隔ロックを実行でき、実運用を想定した高い実効性を備えております。
CLOMOの既存顧客の皆様に対して、モバイル端末の管理に加えてPC領域のセキュリティを提案することで、クロスセルによるARPUの向上を図ってまいります。なお、このオプションサービスは、ワンビ社の製品をCLOMOの運用プラットフォームに載せて提供いたします。そのため、お客様にはすでにご利用いただいているCLOMOと同じセキュアな環境で、Windows PC向けのサービスをご利用いただくことができます。
さらに、ワンビ社とは販路の共有などにより、販売面での協業も着実に進んでおります。引き続き、グループ価値の最大化に向けて連携を深めてまいります。

続いて、モバイル端末向けのセキュリティサービスについてです。
本サービスは、昨今のサイバー攻撃の高度化・多様化を背景に、トレンドマイクロ株式会社との協業により提供を開始したセキュリティオプションサービスです。
特徴の1つ目は、モバイル端末に対する脅威を多面的に防御できる点です。ネットワーク、アプリケーション、デバイスの3点から脅威を検知・遮断し、悪意のあるソフトウェアによる攻撃や、不正なWi-Fiへの接続など、モバイル環境特有のリスクに幅広く対応します。
2つ目の特徴は、リスクの可視化です。端末の利用状況や設定状況、クラウドアプリの利用状況を評価・集約し、リスクレベルをリアルタイムで数値化します。これにより、管理者は対応すべきリスクの優先順位を明確に把握することが可能となります。
MDMであるCLOMOによる管理に、本サービスによる防御や可視化といった機能を組み合わせることで、より包括的なモバイルセキュリティ環境を提供し、付加価値の高いサービスとしてARPUの向上につなげていきたいと考えております。

ここからは、第2四半期の単体業績についてご説明します。
まず、CLOMO事業のKPIについてです。CLOMO事業では、「導入法人数」「継続率」「ARPU」「ARR」を主要なKPIとして設定しております。
初めに、導入法人数についてです。資料の下部をご覧ください。この棒グラフでお示ししている通り、2025年12月末時点での導入法人数は9,523社となりました。
NTTドコモグループ様へのOEM提供を通じた新規顧客の獲得が引き続き順調に進んでおり、この半年間で903社の純増となりました。増加ペースとしては前四半期並みであり、安定した顧客基盤の拡大が継続しております。また、2026年3月の旧サービス提供終了を控え、第3四半期は導入法人数のさらなる増加を見込んでおります。
次に、継続率についてです。資料上方の線グラフに示しております通り、継続率は97.6パーセントと、引き続き高い水準を維持しております。
最後に、ARPUについてご説明いたします。ARPUは1社あたりの月額契約単価を示しております。導入法人数の増加に伴い、中小規模の企業様の比率が高まっていることから、この数値は中長期的には低下傾向にありますが、この半年間については下げ幅が緩やかになってきております。
これは、既存顧客に対するアップセルやクロスセルが進展していることに加え、OEM経由の新規顧客において、従来と比べてやや規模の大きい法人の獲得が進んでいることが要因であると考えております。
ARPUの動きについては、顧客基盤が着実に拡大していることの裏返しでもありますため、現時点ではネガティブには捉えておりません。一方で、ARPUの維持向上は重要な課題であると認識しております。今後は引き続きオプションサービスの拡充、あるいはクロスセルを通じて、ARPUの下げ幅を抑制する取り組みを継続してまいります。

続いて、ARRについてご説明いたします。
第2四半期末時点のARRは35億1,500万円となり、前年同期比で16.3パーセントの増加となりました。
ARRはCLOMO事業の成長を示す重要な指標であり、顧客基盤の拡大とARPU向上施策の両面が、着実に成果として現れているものと認識しております。今後もOEM提供を通じた顧客獲得と、オプションサービスによる単価向上を通じて、ARRの継続的な積み上げを図ってまいります。

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