<動意株・16日>(大引け)=キオクシア、Hmcomm、ユビAIなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/01/16 15:34
 キオクシアホールディングス<285A.T>=青空圏復帰。昨年11月11日につけた上場来高値1万4405円を上抜けた。昨年末比で上昇率は一時40%を上回り、年明けから投資マネーの流入が顕著となっている。AIデータセンターの設置拡大にあわせて先端半導体とともに半導体メモリーの需要が拡大し、足もとにおいても世界的にメモリー不足の様相を呈するようになった。NAND型フラッシュメモリーを供給するキオクシアに対しては、メモリー価格の高騰による業績押し上げ効果が引き続き期待されている。15日の米国市場で同業の米サンディスク<SNDK>の株価が5%を超す上昇となり、連日で高値を更新したことも、この日のキオクシア株の刺激材料となった。

 Hmcomm<265A.T>=続急騰。前日比で一時26%を超す上昇となった。高市トレードの恩恵を受けるテーマとして有望視される国土強靱化関連のうち、下水道インフラ関連は埼玉県八潮市の道路陥没事故からまもなく1年が経とうとしていることもあって、注目度が急上昇している。HmcommはAIによる異音検知や音声認識、AI活用コンサルティングによるソリューションを展開。昨年12月には国土交通省のインフラ施設管理AI協議会の有識者委員としての参画について発表したほか、衛星データと組み合わせた水道管の漏水検知システムの実証実験にも取り組んでいる。下水道インフラ関連株が物色人気化するなかで、AI異音検知ソリューションでの更なる事業拡大を期待した投資マネーが流入、株価の押し上げにつながった。

 ユビキタスAI<3858.T>=日足一目均衡表の雲を突き抜け、上昇トレンド入り明示。IoT分野におけるインテグレーションを展開するが、量子コンピューター分野の研究にも傾注しており、特にサイバー防衛の観点から耐量子暗号が世界的な関心事となるなか、これに対応した低価格マイコンでのセキュリティー製品実装にメドをつけ、高市政権の重視するサイバーセキュリティー関連の一角として改めて頭角を現している。

 栗田工業<6370.T>=続伸。同社はきょう、子会社のクリタ分析センターが4月の法令改正に伴い水道水の水質検査項目に追加されるPFASに特化した専用水道など向けの水質分析受託サービスを開始したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。このサービスでは、専用の容器で採取した水を分析し、約10営業日で分析結果のレポートを送付。分析は最先端の設備を用いた液体クロマトグラフ質量分析法で実施し、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)の合計1ng/Lの分析精度から対応できるという。

 スリー・ディー・マトリックス<7777.T>=上昇加速でストップ高。同社は15日取引終了後、自己組織化ペプチド技術を用いた吸収性局所止血材「ピュアスタット」について、静岡県立静岡がんセンターで甲状腺切離後の滲出性(しんしゅつせい)出血に対する止血材としての評価を目的とした医師主導の特定臨床研究が開始されたと発表。これが材料視されているようだ。これは、甲状腺切離後に既存の止血法では十分な止血が得られない滲出性出血を対象に、ピュアスタットを使用し、その有効性および安全性を評価する探索的な臨床研究。この研究では止血有効性に加え、術後の声帯運動機能低下の発生割合やドレーン(体内に貯留した血液・膿・浸出液を体外に排出する際に使用する管のこと)留置期間などについても評価するとしている。

 テラプローブ<6627.T>=5連騰で連日の昨年来高値更新。半導体検査の受託事業を展開する。台湾の半導体メーカーである力成科技が同社の5割近い株式を保有する筆頭株主となっており、AIデータセンター向け特需に加え特定顧客の電気自動車(EV)ロジック半導体向けで需要を獲得し、足もとの業績は絶好調に推移している。15日取引終了後に発表した12月の売上高は前年同月比で38.5%増と月次で今年最大となる大幅な伸びを達成し、6カ月連続で前年実績を上回った。これがポジティブ視されている。なお、未定だった25年12月期配当は前の期と並びの110円を実施することも発表している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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