ドル円、156円台で上下動 当面はレンジ内で推移との指摘も=NY為替概況
ドル円、156円台で上下動 当面はレンジ内で推移との指摘も=NY為替概況
きょうのNY為替市場、ドル円は156円台で上下動したものの、結局方向感のない値動きとなった。本日はドル高が優勢となり、ドル円もロンドン時間に157円ちょうどを一時付けたものの、NY時間に入って伸び悩む展開が見られた。ドル円は21日線の上で底堅い展開を見せてはいるものの、157円台には慎重なようだ。
アナリストは、12月の日銀の利上げとFRBの利下げにもかかわらず、円は買い戻されることはなく、昨年同様に円安基調で26年をスタートしていると指摘。また、ドル円の値動きは、利回り格差との関係が短期的に崩れていることを浮き彫りにしているとも述べていた。
FRBは先日のFOMC議事録で、1月の利下げは見送る可能性を示唆し、日銀は今年半ばまで再利上げする可能性が低いとも見られている。そのことから、年初の円は下落しやすい状況にあるという。その上で、ドル円は当面レンジ内での推移が続く可能性が高いという。次に上下どちらかにブレイクするきっかけとしては、来週の米雇用統計が最も有力視されると述べている。
ユーロドルは上値の重い展開が見られたものの、1.17ドル台は維持。本日の21日線が1.1730ドル付近に来ており、その付近での攻防となったが、方向感が出るのは来週以降とも見られている。一方、ユーロ円は183円台での推移となった。185円の上値水準は重くなっているものの、上昇トレンドは継続している状況。
ストラテジストは、今年のユーロドルは昨年に引き続き上昇との見方が広がっているが、金利差を踏まえるとこの見通しには弱点があると指摘している。ユーロドルは26年末にかけて現在の1.20ドル前後まで上昇がコンセンサスとなっており、背景にはECBはすでに利下げ終了しており、26年後半には利上げを検討する可能性がある一方、FRBは追加利下げに踏み切るとの想定がある。
ただし、ECBが利上げ転じる根拠が不透明なほか、米国でのインフレの高止まりにより、FRBが市場が織り込む計0.50%ポイントの利下げを実行できない恐れがある。その場合、現在の市場シナリオは揺らぎ、他の条件が同じならユーロドルは上値が重くなるという。
ポンドドルはロンドン時間に1.34ドル台前半に下落していたものの、NY時間に入って1.35ドルちょうど付近まで一時買い戻される展開。ただ、後半には1.34ドル台半ばに再び値を落としている。
英経済は昨年を弱含みで終え、この低迷が一時的なものかどうかを確認する必要がある。エコノミストからは一時的との見方も多いものの、消費者がどこまで支出に前向きになるかは不確実性が大きいとの指摘が出ている。個人消費に慎重姿勢が続けば、低調な成長が長引く可能性がある。一方、インフレは2%までの低下が期待されているようだが、基調が完全に和らぐには時間がかかりそうで、これらを踏まえると、英中銀の利下げは春ごろにあと1回に留まるとの見方も出ている。
英国は財政も含めて政治面での不透明感も高まっている。予測市場では、スターマー首相が年内に交代する確率が50%超と見られており、より財政拡大に前向きな新指導部が誕生する可能性も意識されている。また、今年は英国とEUが通商・協力協定を見直す予定で、関係深化の余地が議論される。ただし、スターマー政権が交代すれば方針転換の可能性もある状況。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
きょうのNY為替市場、ドル円は156円台で上下動したものの、結局方向感のない値動きとなった。本日はドル高が優勢となり、ドル円もロンドン時間に157円ちょうどを一時付けたものの、NY時間に入って伸び悩む展開が見られた。ドル円は21日線の上で底堅い展開を見せてはいるものの、157円台には慎重なようだ。
アナリストは、12月の日銀の利上げとFRBの利下げにもかかわらず、円は買い戻されることはなく、昨年同様に円安基調で26年をスタートしていると指摘。また、ドル円の値動きは、利回り格差との関係が短期的に崩れていることを浮き彫りにしているとも述べていた。
FRBは先日のFOMC議事録で、1月の利下げは見送る可能性を示唆し、日銀は今年半ばまで再利上げする可能性が低いとも見られている。そのことから、年初の円は下落しやすい状況にあるという。その上で、ドル円は当面レンジ内での推移が続く可能性が高いという。次に上下どちらかにブレイクするきっかけとしては、来週の米雇用統計が最も有力視されると述べている。
ユーロドルは上値の重い展開が見られたものの、1.17ドル台は維持。本日の21日線が1.1730ドル付近に来ており、その付近での攻防となったが、方向感が出るのは来週以降とも見られている。一方、ユーロ円は183円台での推移となった。185円の上値水準は重くなっているものの、上昇トレンドは継続している状況。
ストラテジストは、今年のユーロドルは昨年に引き続き上昇との見方が広がっているが、金利差を踏まえるとこの見通しには弱点があると指摘している。ユーロドルは26年末にかけて現在の1.20ドル前後まで上昇がコンセンサスとなっており、背景にはECBはすでに利下げ終了しており、26年後半には利上げを検討する可能性がある一方、FRBは追加利下げに踏み切るとの想定がある。
ただし、ECBが利上げ転じる根拠が不透明なほか、米国でのインフレの高止まりにより、FRBが市場が織り込む計0.50%ポイントの利下げを実行できない恐れがある。その場合、現在の市場シナリオは揺らぎ、他の条件が同じならユーロドルは上値が重くなるという。
ポンドドルはロンドン時間に1.34ドル台前半に下落していたものの、NY時間に入って1.35ドルちょうど付近まで一時買い戻される展開。ただ、後半には1.34ドル台半ばに再び値を落としている。
英経済は昨年を弱含みで終え、この低迷が一時的なものかどうかを確認する必要がある。エコノミストからは一時的との見方も多いものの、消費者がどこまで支出に前向きになるかは不確実性が大きいとの指摘が出ている。個人消費に慎重姿勢が続けば、低調な成長が長引く可能性がある。一方、インフレは2%までの低下が期待されているようだが、基調が完全に和らぐには時間がかかりそうで、これらを踏まえると、英中銀の利下げは春ごろにあと1回に留まるとの見方も出ている。
英国は財政も含めて政治面での不透明感も高まっている。予測市場では、スターマー首相が年内に交代する確率が50%超と見られており、より財政拡大に前向きな新指導部が誕生する可能性も意識されている。また、今年は英国とEUが通商・協力協定を見直す予定で、関係深化の余地が議論される。ただし、スターマー政権が交代すれば方針転換の可能性もある状況。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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