*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体・AI関連株への物色が継続するかを見極め~
23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体・AI関連株への物色が継続するかを見極め
■しまむら、3Q営業利益 3.5%増 481億円
■富士電機<6504>筑波工場に新棟、配電盤・電源装置の生産1.7倍
半導体・AI関連株への物色が継続するかを見極め
23日の日本株市場は、やや売り先行で始まった後は、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。22日の米国市場は、NYダウが227ドル高、ナスダックは121ポイント高だった。追加利下げを期待した買いが続いているほか、エヌビディアはAIチップH200の中国への輸出を開始する可能性が期待され買われるなど、引き続き半導体・AI関連株への買いが目立った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の50320円。円相場は1ドル=156円90銭台で推移している。
シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後につけた50540円を高値に利食い優勢となり、一時50160円まで下げる場面もあった。もっとも日中取引で860円高と大幅に上昇していたこともあり、利食いは入りやすいところだろう。昨日の日経平均株価は一時50590円まで買われ、ボリンジャーバンドの+1σ(50546円)を上回る場面もあった。11月5日の急落以降は+1σが抵抗線として機能していたこともあり、いったん利食いに向かわせた形である。
ただ、米国市場では半導体・AI関連株への物色が目立ってきている。エヌビディアの上昇については織り込まれているが、マイクロン・テクノロジーの決算評価の買いが続いているほか、米オラクルやブロードコムへの買い戻しの動きもみられており、東京市場においても前日に上昇が目立っていた東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>などの底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。
昨日の日経平均株価は一時1000円を超える上昇となったものの、東証プライムの売買高は20億株台にとどまっており、市場参加者は限られていることが窺える。先物主導で大きく振らされやすいだろうが、短期的な売買が中心と考えられるため、その後の反動も早いだろう。半導体・AI関連株への物色が継続するかを見極めつつ、戻りの鈍さがみられる局面においては、前日に弱含んでいた内需系の買い戻しに向かわせる可能性はありそうだ。
個別に材料のある銘柄に資金が集中しやすく、昨夕決算を発表したところでは象印マホービン<7965>、JDSC<4418>辺りが注目されそうである。また、テラテクノロジー<483A>が東証スタンダードに上場する。
■しまむら、3Q営業利益 3.5%増 481億円
しまむら<8227>が発表した2026年2月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比5.6%増の5255億600万円、営業利益は同3.5%増の481億7700万円だった。台湾で展開する思夢樂は、品揃えの拡充を促進しSNS活用などでブランド知名度が向上した。しまむら事業、バースデイ事業、アベイル事業はいずれも増収。26年2月期の連結業績は、売上高が前期比4.1%増の6926億4000万円、営業利益は同2.4%増の606億9000万円と期首計画を据え置いた。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(50402.39、+895.18)
・NYダウは上昇(48362.68、+227.79)
・ナスダック総合指数は上昇(23428.83、+121.21)
・SOX指数は上昇(7145.57、+77.71)
・米原油先物相場が上昇(58.01、+1.49)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・岡野バルブ製造<6492>明電舎と、電動バルブを遠隔監視、原発安全に貢献
・富士電機<6504>筑波工場に新棟、配電盤・電源装置の生産1.7倍
・三菱重工<7011>JAXA、「H3」8号機打ち上げ失敗、宇宙開発に影響甚大
・日東電工<6988>28年度に営業益20%前倒し、電気剥離テープ好調
・AVILEN<5591>伊藤忠商事・ベルシステム24と、AI導入支援で提携
・長瀬産業<8012>日本通運と、インド半導体材料供給で連携、輸送など知見深化
・大和証券G本社<8601>30年度M&A収益1000億円、目標を上方修正
・ヤマトモビリティ&Mfg.<7886>社長・鈴木昭寿氏、中古トラックをEV化
・アイチコーポレーション<6345>新組立工場を公開、分業で生産性4割増
・マルハニチロ<1333>ロビットが、AI検査機納入、カット野菜用
・デンヨー<6517>豊田自動織機とアンモニア発電機開発に着手
・NTT<9432>NTT東日本、3月にフレッツ光で25ギガ提供
・TDK<6762>DC-DCコンバーター、体積4分の1に
・三菱マテリアル<5711>米で都市鉱山回収強化、現地企業に出資
・日本板硝子<5202>執行役常務・岡本久氏、光学・ガラス材を強化
・不二サッシ<5940>大林組など3社で、解体アルミ水平再生、スクラップ→サッシ
・JR西日本<9021>来春ダイヤ改正、有料座席を拡大
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<YY>
■半導体・AI関連株への物色が継続するかを見極め
■しまむら、3Q営業利益 3.5%増 481億円
■富士電機<6504>筑波工場に新棟、配電盤・電源装置の生産1.7倍
半導体・AI関連株への物色が継続するかを見極め
23日の日本株市場は、やや売り先行で始まった後は、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。22日の米国市場は、NYダウが227ドル高、ナスダックは121ポイント高だった。追加利下げを期待した買いが続いているほか、エヌビディアはAIチップH200の中国への輸出を開始する可能性が期待され買われるなど、引き続き半導体・AI関連株への買いが目立った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の50320円。円相場は1ドル=156円90銭台で推移している。
シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後につけた50540円を高値に利食い優勢となり、一時50160円まで下げる場面もあった。もっとも日中取引で860円高と大幅に上昇していたこともあり、利食いは入りやすいところだろう。昨日の日経平均株価は一時50590円まで買われ、ボリンジャーバンドの+1σ(50546円)を上回る場面もあった。11月5日の急落以降は+1σが抵抗線として機能していたこともあり、いったん利食いに向かわせた形である。
ただ、米国市場では半導体・AI関連株への物色が目立ってきている。エヌビディアの上昇については織り込まれているが、マイクロン・テクノロジーの決算評価の買いが続いているほか、米オラクルやブロードコムへの買い戻しの動きもみられており、東京市場においても前日に上昇が目立っていた東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>などの底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。
昨日の日経平均株価は一時1000円を超える上昇となったものの、東証プライムの売買高は20億株台にとどまっており、市場参加者は限られていることが窺える。先物主導で大きく振らされやすいだろうが、短期的な売買が中心と考えられるため、その後の反動も早いだろう。半導体・AI関連株への物色が継続するかを見極めつつ、戻りの鈍さがみられる局面においては、前日に弱含んでいた内需系の買い戻しに向かわせる可能性はありそうだ。
個別に材料のある銘柄に資金が集中しやすく、昨夕決算を発表したところでは象印マホービン<7965>、JDSC<4418>辺りが注目されそうである。また、テラテクノロジー<483A>が東証スタンダードに上場する。
■しまむら、3Q営業利益 3.5%増 481億円
しまむら<8227>が発表した2026年2月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比5.6%増の5255億600万円、営業利益は同3.5%増の481億7700万円だった。台湾で展開する思夢樂は、品揃えの拡充を促進しSNS活用などでブランド知名度が向上した。しまむら事業、バースデイ事業、アベイル事業はいずれも増収。26年2月期の連結業績は、売上高が前期比4.1%増の6926億4000万円、営業利益は同2.4%増の606億9000万円と期首計画を据え置いた。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(50402.39、+895.18)
・NYダウは上昇(48362.68、+227.79)
・ナスダック総合指数は上昇(23428.83、+121.21)
・SOX指数は上昇(7145.57、+77.71)
・米原油先物相場が上昇(58.01、+1.49)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・岡野バルブ製造<6492>明電舎と、電動バルブを遠隔監視、原発安全に貢献
・富士電機<6504>筑波工場に新棟、配電盤・電源装置の生産1.7倍
・三菱重工<7011>JAXA、「H3」8号機打ち上げ失敗、宇宙開発に影響甚大
・日東電工<6988>28年度に営業益20%前倒し、電気剥離テープ好調
・AVILEN<5591>伊藤忠商事・ベルシステム24と、AI導入支援で提携
・長瀬産業<8012>日本通運と、インド半導体材料供給で連携、輸送など知見深化
・大和証券G本社<8601>30年度M&A収益1000億円、目標を上方修正
・ヤマトモビリティ&Mfg.<7886>社長・鈴木昭寿氏、中古トラックをEV化
・アイチコーポレーション<6345>新組立工場を公開、分業で生産性4割増
・マルハニチロ<1333>ロビットが、AI検査機納入、カット野菜用
・デンヨー<6517>豊田自動織機とアンモニア発電機開発に着手
・NTT<9432>NTT東日本、3月にフレッツ光で25ギガ提供
・TDK<6762>DC-DCコンバーター、体積4分の1に
・三菱マテリアル<5711>米で都市鉱山回収強化、現地企業に出資
・日本板硝子<5202>執行役常務・岡本久氏、光学・ガラス材を強化
・不二サッシ<5940>大林組など3社で、解体アルミ水平再生、スクラップ→サッシ
・JR西日本<9021>来春ダイヤ改正、有料座席を拡大
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<YY>
関連銘柄
| 銘柄 | 株価 | 前日比 |
|---|---|---|
|
1333
|
3,859.0
(10:35)
|
+30.0
(+0.78%)
|
|
4418
|
1,185.0
(10:37)
|
-2.0
(-0.16%)
|
|
5202
|
495.0
(10:37)
|
-1.0
(-0.20%)
|
|
5591
|
1,302.0
(10:37)
|
+47.0
(+3.74%)
|
|
5711
|
3,513.0
(10:36)
|
+8.0
(+0.22%)
|
|
5940
|
874.0
(10:31)
|
+7.0
(+0.80%)
|
|
6345
|
1,363.0
(10:36)
|
+3.0
(+0.22%)
|
|
6492
|
8,380.0
(10:16)
|
+170.0
(+2.07%)
|
|
6504
|
11,715.0
(10:36)
|
+40.0
(+0.34%)
|
|
6517
|
3,355.0
(10:36)
|
-15.0
(-0.44%)
|
|
6762
|
2,267.5
(10:37)
|
+37.5
(+1.68%)
|
|
6857
|
19,645.0
(10:37)
|
-405.0
(-2.01%)
|
|
6988
|
3,773.0
(10:37)
|
-18.0
(-0.47%)
|
|
7011
|
3,882.0
(10:37)
|
-4.0
(-0.10%)
|
|
7886
|
780.0
(10:22)
|
+8.0
(+1.03%)
|
|
7965
|
1,649.0
(10:37)
|
+40.0
(+2.48%)
|
|
8012
|
3,857.0
(10:36)
|
+34.0
(+0.88%)
|
|
8035
|
32,990.0
(10:37)
|
-180.0
(-0.54%)
|
|
8227
|
10,080.0
(10:37)
|
-470.0
(-4.45%)
|
|
8601
|
1,382.0
(10:37)
|
+20.0
(+1.46%)
|
|
9021
|
3,077.0
(10:37)
|
+26.0
(+0.85%)
|
|
9432
|
155.3
(10:37)
|
+0.6
(+0.38%)
|
|
9984
|
17,845.0
(10:37)
|
+30.0
(+0.16%)
|
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