続落、ベネズエラを巡る緊迫感の高まりは一時的=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/12/12 05:55
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=57.60(-0.86 -1.47%)

 ニューヨーク原油の2026年1月限は反落。米国がベネズエラのタンカーを拿捕し、政権転換を狙う米国とベネズエラの緊迫感が一時高まったが、上げは続かなかった。米軍はカリブ海に展開し、ベネズエラのマドゥロ大統領に圧力をかけているものの、トランプ米大統領がベネズエラに対する軍事作戦の開始を依然として見送っていることが緊張感を和らげている。11日の月報で国際エネルギー機関(IEA)が来年にかけて供給過剰が続くとの見通しを繰り返したことも圧迫要因。ただ、IEAは来年の需要見通しを上方修正した一方、供給見通しを下方修正し、供給過剰が縮小すると示唆したことは支えとなった。

 時間外取引で1月限は下落。通常取引開始後は57.01ドルまで下げ幅を広げた。ただ、下げ一服後はやや切り返した。

MINKABU PRESS

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