【今週の注目材料】12月利下げの期待を後押しか=英物価統計
【今週の注目材料】12月利下げの期待を後押しか=英物価統計
19日の英物価統計(10月)が発表されます。消費者物価指数(CPI)、小売物価指数(RPI)、生産者物価指数(PPI)と一気に発表があります。注目はインフレターゲットの対象であるCPI前年比。前回は3カ月連続となる+3.8%となりました。市場予想は+4.0%への伸び加速となっていたため、一部金融機関が11月6日会合での利下げ期待を強める展開となりました。会合は結局大方の予想通り政策金利を据え置きましたが、投票は据え置き5名対利下げ4名と僅差でした。
その後11日発表の7-9月ILO基準失業率が予想を超える5.0%までの悪化、13日発表の第3四半期GDPが予想を下回る前期比+0.1%の伸びに留まり、同時に発表された9月の月次GDPが予想外の前月比マイナス、8月の数字が下方修正されて±0と、厳しい結果になっており、12月の利下げ期待が広がる状況となっています。
とはいえ、インフレターゲットの前年比+2.0%を大きく超え、許容上限値とされる+3.0%もしっかり上回っての状況が続く中、物価高傾向が強まっているようだと、利下げが難しいという判断になる可能性があります。
市場予想は+3.6%と前回からの伸び鈍化が見込まれており、予想通りもしくはそれ以上に低い水準に留まると、12月の利下げを織り込む動きが広がり、ポンド売りとなりそうです。
MINKABUPRESS 山岡
19日の英物価統計(10月)が発表されます。消費者物価指数(CPI)、小売物価指数(RPI)、生産者物価指数(PPI)と一気に発表があります。注目はインフレターゲットの対象であるCPI前年比。前回は3カ月連続となる+3.8%となりました。市場予想は+4.0%への伸び加速となっていたため、一部金融機関が11月6日会合での利下げ期待を強める展開となりました。会合は結局大方の予想通り政策金利を据え置きましたが、投票は据え置き5名対利下げ4名と僅差でした。
その後11日発表の7-9月ILO基準失業率が予想を超える5.0%までの悪化、13日発表の第3四半期GDPが予想を下回る前期比+0.1%の伸びに留まり、同時に発表された9月の月次GDPが予想外の前月比マイナス、8月の数字が下方修正されて±0と、厳しい結果になっており、12月の利下げ期待が広がる状況となっています。
とはいえ、インフレターゲットの前年比+2.0%を大きく超え、許容上限値とされる+3.0%もしっかり上回っての状況が続く中、物価高傾向が強まっているようだと、利下げが難しいという判断になる可能性があります。
市場予想は+3.6%と前回からの伸び鈍化が見込まれており、予想通りもしくはそれ以上に低い水準に留まると、12月の利下げを織り込む動きが広がり、ポンド売りとなりそうです。
MINKABUPRESS 山岡
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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