◆ さらに“巻き戻し”進行… - “152円ライン”へ続落
「米小売売上高」は“5ヶ月ぶりの低下(△0.9%)”を示し、 つれて「米10年債利回り」は“低下(→4.44%)”が目立ちました。
このため「米インフレ再燃」あるいは「米利下げ観測後退」はさらに緩みました。
また「米3連休を控えた週末(17日は大統領の日で米国休場)」というスケジュール感も、“利益確定売り”を誘ったと見られるところです。
こうしてドル円は“米CPI後の上昇分(153.30円→154.80円)”を吐き出すと、さらに“152円付近(安値は152.030円)”へと押し戻されるに至っています。
◆ テクニカル的には“さらなる下値模索”、ただ…?
こうして前日の「相互関税」に絡んだ“ドル売り戻し”に続き、“さらにドル売り”は進んでいます。
特に“200日移動平均線(本日は152.706円)”を終値ベースで下回ったことは、“さらなる下値模索”を想定せざるを得ず、少なくとも“上値模索回帰”はさらに減退したと見るのが妥当といえます。
ただ「米国休場」の最中、“流動性低下”は必至と見られます。
こうした中で「トランプ関税」は“不透明感”が漂っており、一方で「ロシア-ウクライナ紛争の早期終結」に向けた“期待”は燻っています。
そうなると“方向感定まらず”は継続せざるを得ず、現在の動きが一服すると“下げ止まり→反転”あるいは“不安定な揺れ動き”となる可能性も否めないところ…?
前記したように、テクニカル的には“さらなる下値模索”が意識されるところですが、“決め打ち”することなく、“臨機応変”に対応したい局面と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
153.964(20日移動平均線、大台)
153.754(日足・一目均衡表先行スパン下限、2/12~2/14の61.8%戻し)
153.574(20週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
153.418(2/12~2/14の50%戻し)
上値5:153.299(100日移動平均線)
上値4:153.150(2/14高値、2/12~2/14の38.2%戻し)
上値3:153.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:152.865(日足・一目均衡表転換線)
上値1:152.706(200日/50週移動平均線、2/12~2/14の23.6%戻し)
前営業日終値:152.309(-1σ)
下値1:152.030(2/14安値、大台)
下値2:151.820(週足・一目均衡表先行スパン上限、2/7~2/12の76.4%押し、ピボット1stサポート)
下値3:151.641(2/11安値)
下値4:151.376(ピボット2ndサポート)
下値5:151.207(2/10安値)
151.098(週足・一目均衡表先行スパン下限)
151.000(大台)
150.902(24/12/10安値、2/7安値)
150.766(月足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
《11:05》
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