いつもと同じ境内なのに
いつもと違う
お寺に来て3年と聞いているけれど
そのうち1年は私とよく遊んだね
甘い声で
エレガントな歩みで
私の足元にやってくる君
警戒心強いのに
私に近付いてきた時は驚いたよ
みんなから羨ましがられ
私にとって君は誇り
いつものように
お迎えに来てくれなくなって
寂しいよ
ありがとう
私を慕ってくれて
そしてごめん
苦しんでいる君に気をつけてあげなくて
甘美で音楽を奏でるようなきれいな声
もう一度聞きたいよ
大好きだよ
みゃあみゃあ
これから先も
ずっとずっと


