調査が足りないので、妄想として聴いて。
ビタミンDの件では、厚労省が色々と考えているのだが、
なかなか難しいようで、その感覚が以下の報告を読むとわかる。
脂溶性ビタミンについての考察で、
ビタミンAの次にビタミンDがでてくる。
一方、古川健司医師による「ビタミンDとケトン食 最強のがん治療(光文社新書)」では、各種がんに罹患したヒトたちの平均血中25-OHビタミンD濃度が紹介されており、ことごとくみんな低く、そこで古川医師による従来のガン治療に加えてビタミンDをサプリメントで摂取すると、完全寛解した事例が少なくない例に見られ、ビタミンDによる免疫強化に大きな力があるとわかってきたという。
また別件で、コロナ罹患者ではこの血中25-OHビタミンD濃度が充足しているヒトは、無症状か軽度で済むという話が高橋クリニック医師がブログにしてくれていた。
なので、ワクチン否定派のヒトは、なんとかこの血中25-OHビタミンD濃度を高くしたい。
話を戻すと、古川健司医師はサプリメントとしてガン患者にビタミンD3を摂取させるのだが、残念ながら、そのサプリの詳細が不明。
だが、厚労省の摂取基準では、ほぼ無効だったとのことで、
75,100,150ug/回のように使い分けて投薬したとのことだ。
すると、欠乏や不足だったヒトの血中25-OHビタミンD濃度は正常域に高まり、ガンの消失や縮小に貢献したという。
ここでコロナ対策としてビタミンDを摂取する際に問題となるのは、
どのサプリを選んで、どれくらいの量を摂取すべきか、詳細が不明な点。
市販カルシウム剤にはビタミンD3が含まれているモノがほとんどだが、
海外の疫学調査2本からは、良かれと思ってそーしたのに、石灰化した動脈硬化や、骨の周囲への異常生成(中に入ってちゃんと骨になってない)、がん化などが問題となり、死亡率が26%などと上がってしまうというネガティブな結果が出た。
しかしながら、オイラは藤田拓男医師による「カルシウムパラドックス」はまだ生きていると感じていて、彼の推論が成立しなかったのは、ビタミンD3によりイオン系カルシウムが想定以上に血中へ流れ込み、つまりカルシウム過剰で不都合な症状を惹起したのではないかと妄想している。
言い換えると、ビタミンD3入りのカルシウム剤の場合は、そのカルシウム組成が多すぎる。なので、このカルシウムの量を減らしたい。
となると、ビタミンDサプリを単独で摂取し、カルシウムの方は食事か、もしくはビタミンD3の入っていないカルシウム剤を探してきて、量を少なくして服用するという方法があるのではないかと踏んでいる。
もちろん現状では、どの程度のカルシウム量が適正なのかは、全く不明だ。
だが、方向はイケている可能性もある。
少々の石灰化には目をつむって、ビタミンD3により血中25-OHビタミンD濃度を高め、しかも骨を丈夫に持って行きたい。
ガン治療にすべてを捧げている高須クリニックの院長のように、オイラも自分の体を使って、この方向のパイロット実験をしてみたい。
なお、古川健司医師によれば、
血中25-OHビタミンD濃度は、健康診断のオプションや、整形外科での骨密度測定と一緒に測定できると、巻末に紹介されていた。
相当アバウトな単発実験になろうが、なんとかその方向で歩んでみたい。
製薬会社に打診するとか、研究に前向きな整形外科医を探すとか。