2003年との違い。月単位の出来高が倍。
　それだけ、参加者が増えていて、この下げの中、買った人間も多いということ。

　先物指数が下げられると、上のポジションは投げざるをえない。そして下値の新規の買いに投げつけ、次にその新規買いも投げる。下方向への中継プレイ。

　大きく落ちると、損切りとおぼしき信用返済が入るものの、その次にそれを超える信用買いが入る。それがまた損切りされる。
　日経が値を下げるごとに信用買いの規模が膨らんでいる。

　追証投げをキャッチしたポジションまで投げられる始末。


　外人どもは、どうやらその辺を心得ている。我々個人は、支えなどできない。兆単位の年金でも支えられないのだ。（この支えは、年金運用として最低の手段だったが）

　需給の悪化のスパイラルが止まらない。


　今日出来上がった日経の日足チャートは、逆立ちして見ると、超強気買い相場のチャート。まだまだ行く気だぞ、連中は。

　こうなったら、個人は買うのをやめて、好き勝手させればどうだろう。「勝手にやれ」と。あいつらに、大事な金をくれてやることはない。

　「株をはじめるチャンス」という人が増えてるというが、2003年にはそれはなかった。我々の眼は、この5年の上げ相場に慣れすぎている。

　閑散として、上がりも下がりもしない相場に、だんだんと外の資金が集まり始め、現在のようなにぎやかな状態になった。上げていく過程で、多くの新規参加者を獲得しながら上っている。
　今はその正反対だ。

　同じ7000円台でも、多くの危険をはらんだ7000円台なのだ。新規参加者よりも、株を売りたい人間が渦巻いている状況。

　「株なんか買っても手数料の無駄だ」というくらい、閑散とした状況になってから、本当の底打ちがくるのかもしれない。
　逆張りの買いが膨張しているうちはだめだ。

　
　日記はやめないけど、僕は隠居します。この相場に、まともに対峙するのがバカらしくなってきた。

　遠くからチャンスを伺うつもりではいますが。