雨はやんだけどとても寒いので、長文のブログでも
ETFについては前の日記に書いたこともありますが、その更新版になります。
ETFもずいぶんたくさんあり個別株と違って倒産の心配はないのですが、分配金が多いのがあっても分配金は配当にあらずってことでか、証券会社のサイトの高配当銘柄のスクリーニングには普通は引っかからないようです。
楽天証券のマーケットスピードなんかでETFの市況情報を見ても、配当は0円と表示されます(配当落ち日は表示される)。
そこでアタシがときどき見るのがここ↓
ETF株マップ.com
http://etf.kabumap.com/servlets/etf/Action?SRC=page/top
ここのランキングで分配金利回りを降順にすれば、分配金の多いETFを調べられます。ただし、自分の経験からするとETFの分配金には少々落とし穴があるようで、こんなとこには注意が必要です(利回りはいずれも1/6現在)。
●ETFの内容によるリスク
今もっとも分配金利回りの高いのは、「上場インデックスファンド新興国債券(1566)」です。利回りが5.86%と個別株と比べてもダントツ、しかも奇数月ごとの支払いでアタシ的にはなかなかオイシイ
。
ただし、「新興国」というのでそれなりのリスクがあり、現に2年前からすると2割ほど下がっています。ほかのETFでもその対象によってはそれなりのリスクがあると思います。
でも、こういうのは個別株でも同じなので、それを承知で少量で安値を拾うのもありかも。自分は1566は2株だけ持っています。
●出来高が少ないものがけっこうある
たとえば「NEXT FUNDS 商社・卸売(1629)」なんてのは利回り3.84%でそこそこいい方なのですが、1/6の出来高は42株だけで約定件数はなんとわずかに5件。いわゆる流動性リスクってやつが高そう。
今はノーロードの投資信託も増えているので、同じようなのがあればそちらを検討する方がいいかもしれません。
●分配金のブレが大きいものがある
たとえば「NEXT FUNDS医薬品(1621)」がそれ。過去の分配金の額は以下のとおりです。
2016/07/15 3,940円
2015/07/15 2,320円
2014/07/15 10,670円 ←!!![]()
2013/07/15 2,210円
2012/07/15 3,280円
2014年の分配金に目がくらんで飛びつくと
、あとでアテが外れたってことになります(実はアタシがそう
)。
ETF株マップ.comでは、ETF情報で個別のETFを表示し、そこの「詳しい情報はこちら」をクリックすると直近10回分の分配金を見られます。ETF全部を見てはいませんが、分配金のブレが大きいものはけっこうあるようです。
●先の予想ができない
個別株なら会社四季報
などで業績予想がある程度分かって配当の先行きも見当がつけられますが、ETFに関してはさっぱり不明。
業界全体を見通せる方ならいいのですが、自分ごときにはなかなかできません。個別株でも同じだろうと言われりゃ、まあそうなんですけどね。
と、長々書きつらねましたが、これからETFを検討しようという方のご参考になれば幸いです。