http://biz-journal.jp/2016/05/post_14982.html
三菱自動車はEVの技術を持っていますから
いざとなれば手を挙げる外資系企業も現れそうですが
次々に日本を代表する企業が外資の傘下に入るのは、極力避けて欲しいものです。
幸い、シャープや東芝に比べれば株主資本比率が高いことや
上位株主も三菱財閥系の企業が占めていることを考えると
何とかGP内での再建は可能かも知れません。
<2016/9中間期時点での上位株主>
三菱重工業(12.63%)
三菱商事(10.06%)
三菱系投資ファンド1(3.92%)
三菱東京UFJ銀行(3.91%)
三菱系投資ファンド2(3.45%)
ただ三菱自動車の不祥事は今回が初めてではありませんし
関連企業も決して余裕がある状況ではないだけに、再建は意外に難航するかも知れません。
例えば三菱重工はMRJの開発負担が大きいこと。
三菱東京UFJ銀行はマイナス金利の影響が心配されています。
さらに三菱商事は今回の決算で、4300億円もの減損が発生し赤字に転落しており
最終的には、三菱重工業の判断にかかっている様な気がします。
因みに、米国では不正が無かったことで、株価はやや持ち直していますが
まだまだ予断を許さない状況だと思います。