週明け2日新甫の東商金日中取引は、先週末30日のNY金相場が、シリア情勢の悪化懸念が後退した事や為替市場でのドル高を受け続落した事から、手仕舞い売りが先行し、中心限月8月限は先週末比75円安の4,368円で始まった。その後は、為替相場の円安基調と、NY金時間外取引が下げ幅を縮小している事を眺め、下落幅を縮小する展開となった。中心限月8月限は先週末比21円安の4,422円で取引を終えた。

本日の東商金夜間取引は、手掛かり材料に乏しい中で米国市場が休みとなる他、週末には米雇用統計も控えており、様子見姿勢が強いと思われる。欧米などのシリア軍事介入は、英国に続いて米国も介入判断を議会に委ねる事となり、介入時期は議会が再開される9月9日以降になると見られ、相場材料として先送りされた事から、今週末の米雇用統計により注目が集まり、量的緩和縮小時期への思惑が再び交錯する展開と思われる。本日は、(17:30)英8月PMI製造業の発表だけが予定されている。


夜間取引レンジ 4,373円~4,477円  


池末


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