パナソニックがアジアなど新興国で水処理事業に乗り出す検討に入ったようです。
ヒ素などを取り除く装置をインドの大学と共同開発し、5年後の量産化を目指すほか、海水淡水化事業を手がけることも検討しているそうです。
水ビジネスは世界的な成長産業で、事業の柱を家電から設備産業などに移す戦略の一環だそうです。
バングラデシュや中国、インドなどの一部地域では、地下水にヒ素やクロムが含まれており、健康被害が問題となっているそうです。
パナソニックの先端技術研究所は、有害物質を取り除く装置の研究に約3年前から取り組んできたそうです。
世界銀行によると、ヒ素汚染地域には約6千万人が住み、中毒患者は約70万人にのぼるそうです。
住宅関連事業で使う壁材の防汚技術を応用しており、塗料にも使う二酸化チタンと鉱物のゼオライトでできた浄化剤を水に入れ、太陽光をあてて混ぜると二酸化チタンが触媒となり、有害物質を無害の物質に変えることができるそうです。
低コストでできれば、新興国でも伸びそうですね。
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