自民党の掲げている政策は、インフレ目標政策+景気対策(公共投資)
しかし景気対策の公共投資は悪。
何故なら、そこに市場原理(需要に応じた供給)が働かないから。
本来需要の乏しい無駄(無駄な道路、無駄な堤防)なとこに、政治的恣意的に供給(資金・人材)を貼り付けまくるから。
需要のあるところに向かうべき資金、人材を奪うから。
公共投資による利権の無駄などたかが知れてます。
利権の無駄よりも何十倍も無駄なのは、公共投資を景気対策にし続けることで、国全体として資源配分(人材・資金)が歪み続けること。
この効果が巨大なので、公共投資を景気対策として続けまくった先進国は、成長率が低落し続けるのです。
そのうえ、公共投資の景気対策は、インフレ目標政策(金融緩和)の円安効果を打ち消す方向に働く(マンデル・フレミング則)。
だから、二重に馬鹿な政策なのです。
自民の路線は、国民堕落を招く福祉バラマキの左翼政権(民主党)よりはずっとマシとはいえ、長期低落路線です(福祉バラマキよりも公共事業の方が勤労意欲は無くならない。福祉バラマキ路線=たかり国民増大路線=そして誰も働かなくなった、、)
今の自民路線は、日本の成長率を長期低落させた角栄路線の焼き直しに過ぎない。
自民党の政権復帰は、国民益にマイナス方向にばく進する左翼路線から、同じくマイナス方向にゆっくり進む角栄路線に戻っただけ。
ゆっくり進むぶん、大方の節穴国民はマイナス方向に落ちてることに気が付かない。
インフレ目標政策+小さな政府路線(公共投資を景気対策に使わない。ホントに困っているとこにだけ福祉予算を絞り込む。その分、税金は減らし民間経由、市場経由で効率的にお金が流れるようにする)、、、、の『みんなの党』の政策のみが、国民益にプラス方向です。
景気対策と称して余計な公共投資を乱発しないので、国全体として人材・資金がもっと自立的に稼げるところに流れる。 インフレ目標政策でデフレ脱却出来るので、漸次スムーズにそういう流れになっていく。 結果、税金依存、バラマキ依存の人間は減り、自立的に稼げ税金をばんばん払える人間が増えていく。 で、経済成長は漸次高まっていく。 社会保障や防衛に回せるお金も増やせる(というか、皆、自立的に豊かになっていくので、社会保障費は減らせ、更に成長を高める研究開発などに資金を回せるようになる)。
『みんなの党』は少数勢力だから無駄?
否、少数でも一定の数を持てば、自民の政策に影響を及ぼせるようになる。 自民政策のマイナス方向をプラスマイナスゼロ程度には出来る。
そうやって、『みんなの党』の勢力が増えていけば、やがてはプラス方向の政策に転換させることが出来る。
正しい方向、プラス方向への一票は例え、それが少数でも決して無駄にはならない。
多数派だからと言って、マイナス方向に加担するのは愚か、自爆行為です。
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防災・減災への公共投資も、景気対策として集中的に行うと無駄だらけになる。
なぜなら、大災害は何十年、何百年間隔でしかやってこないので、防災整備を10年程度で行ってしまうと、そこに張りついた人材は事後、何十年も無駄になってしまうからです。
彼らを食わせ続けるために、事後、何らかの名目をつけて公共事業なり景気対策(公共事業企業への資金援助)をやり続けねばならなくなるのです、、、、、これは実は今現在も中小企業支援と称して行われていますが、自民が掲げている防災減災事業は、それをさらに巨大化させることになります。
公共投資は、景気対策で集中的にやるのでなく、あくまで公共投資として計画的に少しずつ行うべきなのです。
防災減災事業ならば、100年、200年かけて、災害発生確率の高い地域から少しずつ進めていけば良い。 そうすれば毎年の予算は5千億~1兆円程度で済む。 今の自民政策のように、毎年10兆円もかけるならば、それだけ無駄な人材=失業者予備軍=デフレ要因を事後に生むだけ。
子や孫のことを真面目に考えよう。 目先の欲得だけ考える愚はもう止めにしよう。 どんなに稼いで、どれだけ子・孫に莫大な遺産を残しても、社会が疲弊し治安・雰囲気が悪化すれば意味はないのです。 お金が幾らあっても良い製品・良いサービスが無くなるのだから、何の意味もない。 それに、巨額遺産を貰った人間で、幸せになった人間はまずいない。 自立的に自分で稼ぐ人間しか幸せにはなれない。 、、、、、こういう当たり前のことが分からない人間が、50代、60代にも、指導者層にも多数いるのは悲しい限りです。