【投資脳のつくり方】ベアー、不良資産分離

木下 晃伸さん
木下 晃伸さん

●みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。



●それでは、本日も、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。


本日もよろしくお願い申し上げます。


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□本日の目次
■経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース
■編集後記
■テキストはこちらから
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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※※おかげさまで22,340名!のみなさまにお読みいただいています※※


☆雑誌「マネージャパン」ホームページもぜひご覧ください!


>>http://www.sscom.co.jp/money/ 



●2008年3月26日(水)本日お伝えする内容はこちら!


1.ベアー、不良資産分離


2.投信運用、中国・インド株大幅悪化


3.若者はケチではない



>>http://www.terunobu-kinoshita.com/20080326-toushinou.pdf 



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( 資料作成:木下 晃伸 きのした てるのぶ )

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■編集後記
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●標準化


テレビCMで聞いた、いいな、と思った曲をインターネットでダウンロードしようとしたんです。


私は、i-podで音楽を聴いているのですが、そのいいな、と思った曲がi-Tunesにないんです。


でも、ソニーから音楽を出しているので、ソニーが運営しているmoraではダウンロードできる。


なんて、面倒くさいんだ、と。ソニーのほうでも登録をいろいろしなければなりませんから。結局、視聴だけして終わってしまいました。


CDが売れない理由を、音楽ダウンロードに求める声が多いですが、著作権などを理由に標準化していないからだ、と改めて実感しました。



ご意見・ご感想はお気軽に【日記のコメント欄】へ!


( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )

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■本文テキストはこちらから!
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1.ベアー、不良資産分離


 ●米国の中央銀行や政府機関が、金融安定強化策に動く

 ●ニューヨーク連銀の特別融資計画が24日判明

 ●本格的な公的資金投入の前段階か


米国の中央銀行や政府機関が、混乱が続く金融安定化策強化に動き始めた。具体的には、JPモルガン・チェースによる買収が決まった米大手証券ベアー・スターンズの不良資産を分離し、ニューヨーク連銀が貸し倒れのリスクを負う形で特別融資する計画が明らかになった。


ベアー救済策は、JPモルガンの出資により、ベアーが抱える300億ドル(約3兆円)の不良資産を分離する受け皿会社を設立し、ニューヨーク連銀が買い取り資金を貸し出す手法となる。受け皿会社は、JPモルガンが10億ドルの出資、ニューヨーク連銀が公定歩合で290億ドルの貸し出しを実施する。これにより、受け皿会社で損失が発生しても、JPモルガンの損失は最大で10億ドルの出資の毀損にとどまる。言ってみれば、公的資金投入に近いスキームだろう。


日本では、2002年に銀行等保有株式取得機構が、銀行が持ち合い解消に伴って手放す株式を買い始めたことや、同時期に日銀が金融システムの安定化をめざして銀行保有株の買い取りに踏み切ったスキームに似ている。株価はその後、りそな銀行国有化に伴う公的資金投入によって、底打ち、数年にわたる上昇相場となった。


サブプライムローン問題に揺れた金融不安は、終結に向かおうとしている。緊迫感があった07年から、平常に戻る08年が始まる予感を感じさせる。



2.投信運用、中国・インド株大幅悪化


 ●投資信託の運用成績の悪化がとまらない

 ●中国やインドの株式で運用するタイプで最大4割超下落している 

 ●9割超の投信が年初から下落しており、個人の投資意欲を減退させている


国内で販売されている投資信託の運用成績の悪化が止まらない。なかでも、インドや中国に投資をする投資信託の成績は最大で4割超も下落しているという。


悪化している内容が、本日の日経新聞にデカデカと掲載されている。しかし、私はこういった記事を見ると、だからこそ、新興国市場への投資に対して改めて強気になっていいと感じる。


新興国市場への投資に関しては、中国に関しては05年9月に当メールマガジンにおいて、また、インドに関しては、06年9月に発売した拙著「投資の木の育て方」で魅力があることをすでに伝えている。


その後、株価はかなりの上昇を見せた。残念なことに、株価は一本調子で上昇することはない。「急速(きゅうそく)」に上昇した株価には「休息(きゅうそく)」が必要なのだ。いまは、休息しているタイミングに過ぎない。


例えば、インド最大財閥のタタグループは、鉄鋼世界8位のコーラスを傘下に収めたことに加え、フォードから「ジャガー」「ランドローバー」を買収することを決めた。株価と現地に根を下ろす企業の強さとの乖離が際立ち始めている。最近では、個人投資家からの解約が目立ち始めているよう。米国発金融不安に一定の安心感が漂う中、新興国市場の復活も近いのではないだろうか。



3.若者はケチではない


 ●不況超えた「超合理主義」

 ●失敗やがっかりすることを極端に嫌うのが特徴

 ●感動できますか?と訪ねる大マジメ


いつの時代も若者は世の中から白い目で見られる。大人たちから半ば軽蔑されたような目で。しかし、一方で世の中の雰囲気を作り出すのはやはり若者。私たちは、若者を本当の意味で理解できなくても、理解しようとする姿勢が常に求められる。


日経新聞33面に掲載された「消費潮流」の中で、若者の消費性向が取り上げられている。その中で、違和感を覚える一節に目が止まった。


●「香港編に載る300軒のうち、おすすめの5軒を教えて下さい」海外旅行ガイド「地球の歩き方」シリーズの編集部には近年、こんな電話がくる。「今の若者は自分で調べたり、試したりするのを嫌う」と石谷一成編集長。


●居酒屋で仲間と飲むなら「とりあえずビール」という定番が崩れ始めた。「いまの若者は一杯目から自分の好きなカクテルや果実酒を注文している」と渡辺美樹ワタミ社長は目を丸くする。


日本に比べ海外旅行は不安が大きい。安心になれた日本人であれば、若者なくてもこう質問するかもしれない。また、若いうちはビールはあまりおいしいと思わない。若者はいつだってこういう飲み方をしているように思う。斜に構えた分析は何の役にもたたない。批判的コメントを読む時は、むしろ天の邪鬼になって読むほうがいい。


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◇発行人/編集人  

木下晃伸(きのしたてるのぶ)  

(社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員

株式会社きのしたてるのぶ事務所    
     

(C)2005-2008byTerunobu Kinoshita&TERUNOBU KINOSHITA OFFICE LIMITED. All Rights Reserved.

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