金
週明け2日の東京金相場は、先週末のNY金相場の急伸に加えて、外為相場の円安基調を受けて、手じまい買いや強気の買いに高寄りしたが、その後は、NY金時間外取引が軟調に推移し、上げ幅を削る展開となった。本日発表の6月の日銀短観では大企業製造業の業況判断DIはマイナス1と、予想よりも良かったが、水準自体は低い。市場の目はむしろ、週末6日に発表の米雇用統計に関心が集まっている。先週末の欧州連合(EU)首脳会議を受けて一時的に不安は和らいだ(時間をお金で買った、重要事案は先送り)が、先行きは、まだまだ予断を許さない状況は変わっていない。今週は、週間見通しで述べたように、経済指標、イベントが目白押しで、相場の変化への節目となる可能性がある。チャート面では以前にも、お話ししましたが、1,600ドル付近から、その上には移動平均線やチャートの節目が存在するために、この水準を上回るには、大きなパワー(QE3とか欧州問題の更なる進展など)が必要か?
夜間取引レンジ 4,035円~4,105円
池末