財務省は、政府が保有する日本たばこ産業(JT)株の一部を売却する手続きを始めるそうです。
売却するのは発行済み株式の6分の1に当たる166万6666株で、2012年度中の実現を目指すそうです。
5000億円超の収入を見込み、東日本大震災の復興費に充てるそうです。
政府から自社株を買い取る意向を示しているJTに優先的に売却し、残りを市場で売り出す方針で、売却は秋以降になるそうです。
財務省はできるだけ高い価格で売りたい考えで、JTの株価や株式市場全体の動向次第では、売却が2013年度にずれ込む可能性もあるようです。
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の国有財産分科会が18日、財務省が示したJT株の処分方針を了承したもので、これを受け財務省がJT側と売却の時期や金額などの協議に入るそうです。
同時に、市場での売り出し事務を担当する主幹事証券会社の選定作業も進めるとのことです。
財務省としては高く売れれば売れるほど、東日本大震災の復興費により多く充てられるわけで、株価が上がってほしいでしょうね。
さて、思惑どおり上がってくれるでしょうか。