2012年5月13日 13時13分
中部電力が、節電実績を挙げた利用者に対価を支払う「ネガワット取引」の制度を今夏に試験導入する検討に入ったことが13日、明らかになった。スーパーやコンビニなどの小口利用者の需要を抑えるのが狙い。
政府は今夏、供給余力がある中部電にも5%前後の節電目標を設定し、需給が厳しい関西電力などに電力を融通させる案を検討している。中部電は大口需要家に夏の休業日を休日から平日に移してもらうことや、自家用発電設備の導入拡大を促すことも含めて、需給対策の具体案を詰めていく。
ネガワット取引は米国ではすでに普及。国内では東京電力が今夏、試験的な実施を始める。
(共同)