米ゼネラル・モーターズ(GM)が、いすゞ自動車に業務提携を打診し、再出資の可能性も探っているようです。
東南アジアなどの新興国での商用車事業やディーゼルエンジンの共同開発などを想定しているようですが、いすゞも交渉には応じるものの、慎重に対応する考えで合意できるかは流動的のようです。
GMといすゞはかつて35年間にわたって資本提携関係にありましたが、GMの経営状況が悪化する中で、保有株式の売却を余儀なくされ、2006年に提携を解消していました。
いったんは経営破綻したGMですが、業績の急回復に伴って、提携戦略を再び強化しており、2月には仏プジョー・シトロエングループに出資するなど提携を活用し、事業拡大に乗り出そうとしているようです。
いすゞには、現在、トヨタ自動車が5.9%を出資していますが、具体的な提携の成果は出ていないようです。
また、昨年、独フォルクスワーゲンがいすゞとの提携を打診しましたが、現状では進展しておらず、GMとの提携にも慎重な姿勢を崩していないようです。
すんなりとは決まりそうもなさそうですね。