オバマ大統領イラン制裁法案に署名
2012年01月02日
日本にとってイランは大きな石油の取引先、これを手放すことは自分の首を絞める。ここは外交努力で、例外を認めてもらうのか、米国債を売り、脅しをかけるべきだ。北朝鮮のことも、拉致だけで解決に向けて話を持っていくべきであろう。米国にやられてばかりではまずい。中国とロシアを天秤にとって上手にふるまう北朝鮮を見習うべきだ。 日本の財務省の通関統計によると、2010年の対イラン輸出は前年比25.7%増の20億7,320万ドル。輸入は19.4%増の111億2,655万ドルと、100億ドルの大台を回復した。自動車関連の輸出が多く、原油の輸入が多いのが特徴。この業界に影響が出ないようにすべきだ。
米大統領がイラン制裁法案に署名、段階的に実施へ
2012年 01月 2日

[ホノルル 31日 ロイター] オバマ米大統領は31日、休暇滞在中のハワイ州ホノルルで、イランの中央銀行と取引がある各国の金融機関に対して経済制裁を実施する法案に署名した。同中銀は、イランの原油取引の決済の大部分を担っている。
米政府高官によると、制裁の対象は各国の民間銀行と中央銀行で、取引内容によって2─6カ月の警告期間を置いた後に実施される見通し。
ただ同法案のもとでは、イランとの取引を著しく縮小させている金融機関は例外として制裁の対象から外されるほか、米国の国益に適う場合やエネルギー市場の安定に必要と判断された場合も制裁を免れることができる。
米政府高官は、「制裁を段階的に実施することで、イラン以外の国に被害が及ばないようにする」と述べ、世界のエネルギー市場に動揺を与えない範囲での制裁について、今後も諸外国のパートナーと協議を行うとした。
(ロイター)
「イランと日本の貿易額は170億ドルになる」2011.7/3
日本駐在のアラーグチー・イラン大使が、制裁は、イランと日本の経済関係に影響を及ぼしておらず、両国の貿易額は170億ドルに達することが期待されているとしました。
アラーグチー大使は、3日日曜、イルナー通信のインタビューで、「イランと日本の貿易額は、今年の終わりまでに140億ドルから150億ドルに増加すると予想されている」と語りました。
また、「イランと日本の2010年の貿易額は120億ドルだったが、それは、イランが今も変わらず、日本にとって、原油の主な供給国であることを示している」としました。
また、イランの日本からの輸入額は200億ドルであるとし、「この数字は、この数年間変わっておらず、イランの日本からの主な輸入品は、自動車や自動車部品であった」と述べました。
アラーグチー大使によれば、現在、両国が政治、経済、文化関係をこれまで以上に拡大し、協力を行う可能性が整っているということです。
また、「外交分野においても、イランと日本の関係は良好なものである」とし、この1ヶ月、人権、領事問題、政治問題に関する顧問委員会の対話が、テヘランと東京で開催されたと述べました。
さらに、イランと日本の関係は、この数ヶ月、東日本大震災や福島原発事故の影響を受けてきたとしました。
アラーグチー大使は、地震発生直後から、イランが日本政府に対し、救援隊や食料・医薬品を送り込む用意があることを伝え、数回に渡り、被災者に救援物資を届けたと語りました。
また、被災地の人々に温かい食事を配るなどが、イランの人道支援の例であったとし、「この中で、5月半ばに一度、また、この10日間に、被災者に炊き出しを行った」と述べました。
アラーグチー大使は、地震発生後、在日本イラン大使館は、多くの外国の大使館とは異なり、この国での活動を継続したとし、「こうした活動により、日本の政府や国民に、イランの人々に対して良いイメージを抱いてもらうことができるようになった」としました。
また、この数ヶ月は、イランと日本の関係において、例外的な時期であったとし、「イランはこの災害の発生後、日本の人々への救援に走り、可能な限りの支援を行なった。それにより、これまでの両国の肯定的なイメージが、より強いものとなった」と述べました。
(イランラジオ)
