投資家は経済予測をとても重要視し、注目します。
予測に限らず、予言や占いもそうですが、なぜ人は
経済予測を信じるのでしょうか?
とても気になったので自分なりに調べてみたのですが
自己査定動機という心理が関わっているようです。
自己査定動機とは、人は自分に関する正確な情報を
知りたいと願う心理になります。
それにプラスして、正確な情報を信じたいという欲求が
人にはあり、自己査定動機と結びつくことで、予測や予言
といったものに興味を持つようです。
ここまでは興味程度ですが、予言の中のいくつかは実際に
当たります。
わかりやすい例では、1年後の日経平均予想などですが
何十人も聞いていたら、さすがに一人くらい当たります。
あらかじめたくさん予測し、当たったものだけ後から
申告すれば、さも当てたかのように大騒ぎされます。
言い換えれば、まぐれあたりのような確率であればあるほど
「当たらなかった時は見過ごされ、当たった時は大騒ぎする」
ことにより当たった時、強く記憶に残るのです。
誰も当たらなければ忘れ去られるだけで、印象には残り
ませんし、外れた人のことなど相手にされないのです。
例えばノストラダムス。
1999年までは話題でしたが、あの予言以降は全く話題に
なりませんが、事実はそんなものです。
そして、予言を的中させる方法としてよくあるパターンが
1 たくさん予言する
2 あいまいに予言する
のどちらかです。
経済予測では1になります。
当てた予想は自分の記憶に強く残るため、他の予測も信じ
それに従うのですが、その一方で、多くの外れた予測は
記憶に残りません。
外れたこと自体を忘れて、新しく当たりそうな予測を信じ
続けてしまう。
これが、経済予測を信じる理由のようです。
http://saig.livedoor.biz/archives/2162013.html
「今回のブログ記事、参考になったよ」と言う場合には
ブログランキングボタンをクリックしていただけると
助かります。