28日の日本市場は、前日の米国株が小幅下落で、円高も一服感があったことから寄り付きでは配当権利落ち日に伴う売りが出た分下げてスタート。後場に入ってからは先物で売りが集まり、先物主導で日経平均も下げて9495.76円107.38安で引けています。
配当権利落ちによる想定売りは日経平均で約63円だったとのこと。今日発表の日銀短観を待っての様子見から薄商いでした。
28日米国は9月消費者信頼感指数の結果が予想より弱く、寄り付きから大幅続落スタート。ただその後、経済指標の悪化からFRBの緩和政策が出るのではという期待感が出てプラスに転じて反発しました。
為替は、この影響を受けてドル売りが強まり、ドル円は83円台後半まで落ち込みました。政府の円売り介入は発動していない様子です。
今日はこの後8:50に発表される日銀短観の結果によって動きが変わりそうですが、昨日の米国株がまちまちの動きだったことと円高に振れた為替を見て、輸出銘柄は売りが優勢になるでしょう。