前日日本市場は、円高緩和から輸出銘柄が序盤に買われて寄り付きでは反発したが、日銀金融政策決定会合やFOMCの発表を前に様子を見る傾向が強く、日銀発表前後で下げて9551.05円21.44安。予想通りの現状維持となりましたが、既に折り込み済みであって下落は限定的でした。TOPIXも続落です。
米国はダウ平均はFOMC発表を控えて寄り付きは売り先行、金利は据え置きとなりましたが、声明文の「FOMCがMBSの償還金を米国債に再投資する」という内容が好感されて下げ幅を縮め、10644.25ドル54.50安で引けました。
FOMCがMBSの償還金を米国債に再投資する。とはどういうことでしょうか?
MBSとはモーゲージ担保証券と呼ばれ不動産担保証券の一つです。これが満期となり償還される資金を使って資産買いオペレーションを実施するということで、景気刺激策を重視するととれます。
ドルは金利据え置きを受けて期待が外れてドル売りとなり、一層の円高傾向になっています。85円台前半です。
米国市場が下落していること、中国の景気懸念、円高と重なって、今日は寄り付きから売りスタートの可能性が高いです。25日MAが上値となるも、9,500円近辺まで寄り戻して-50円と予想します。