新型インフルエンザで国内２例目の死者が出ましたが、秋から冬にさらに蔓延する懸念が高まる中、関連業界も大流行に備えた動きを急いでいるようです。

三洋電機は、空気清浄機などに搭載している電解水技術「ウイルスウォッシャー」機能に、新型インフルエンザウイルスの感染を抑制する効果があることを確認したと発表し、効果をアピールすることで製品の販売拡大を目指すようです。

ダイキン工業は有害物質を分解する放電技術を採用し、新製品では放電量を従来品の１・５倍に増やし、ウイルスの分解・除去を４倍速めるそうです。

シャープは、イオンを空気の流れに乗せて放出し、ウイルスの動きを抑える独自技術を駆使し、新機種では防音機能を高めたほか、自動的に６０％の湿度を保つ新機能を加えたそうです。

また、全国１８０店のほぼすべてでマスクを扱うイトーヨーカ堂によると、マスク需要は春先ほどではないものの、７、８月の販売も前年同期比５～６倍で推移しているそうです。

抗ウイルス素材を使用した高機能マスクを扱うダイワボウは今年の生産計画を当初から２倍に引き上げたほか、白元も今秋までに中国の工場を拡充し、来年３月期の生産量を前年同期比３倍に増やす計画だそうです。

さらに、中外製薬は、すでに新型インフルエンザにも効果的とされる治療薬「タミフル」を政府備蓄用として１８５０万人分供給しているそうですが、感染拡大に対応するため、７～９月期にさらに８３０万人分を追加することにしているそうです。

最近周りでもインフルエンザ対策があまり騒がれなくなってきていますが、プロ野球選手も感染したように患者はどんどん増えているようです。
私自身も感染予防としてせめてうがい、手洗いくらいは毎日続けようと思っています。