知識 X 技能 X 経験・経験値=生涯現役の株式トレード技術

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅反落した(DJIA -128.85 @32,732.95, NASDAQ -114.31 @10,988.15, S&P500 -29.08 @3,871.98)。ドル円為替レートは148円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が849に対して、下落銘柄数は911となった。騰落レシオは104.84%。東証プライムの売買代金は3兆1220億円。

TOPIX +9 @1,939
日経平均 +91円 @27,679円

翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、さらに米長期金利が一時4.11%台まで上昇したことに反応して先週金曜日の米国株式相場は主要3株価指数が揃って反落した。現在の大方の予想は、4会合連続で通常の0.25%の3倍である0.75%幅の利上げが決定されるという見方である。問題はその次以降の利上げ幅について減速する「含み」の発言・記述があるのかないのかということに株式市場は注目している。

米国株の反落を受けて、本日の日本株全般は下げて始まったがその後切り返す銘柄が多くなった。香港市場でハイテク株を中心に上昇したことも日本株を下支えした。ただ、上値は重かった。

日経平均の日足チャートを見ると、2日続伸して短陽線で終えた。これで60日及び260日移動平均線を終値ベースで回復した。日本時間の11月3日の夜に発表される米公開市場委員会(FOMC)の結果次第で米国株も日本株もさらに上に行くか、また反落するかが決まるはずである。

株価チャートをどんなに穴があくほど見つめたとしても、近い将来に大きな株価材料が飛び出して来ないという「条件付き」で、且つ、「確率的に」しか株価の先行きは分からない。チャート・リーディングによる予想は結果的には頻繁に読み間違えることを常に念頭に置いておき、予測との誤差は建玉操作という「技能」により補正し続けるしかない。単なる書物から得た借り物の知識である「竹刀」だけでは実戦の刃に簡単に切り裂かれる。株価がなぜ上昇トレンド、或いは下落トレンド描き、そしてどのように上げ、どのように下げるのかという「体系的な知識」は必要条件ではあるが必要十分条件ではない。これら知識と技能すべてに、自らが実戦の修羅場を潜り抜けてきた体験・経験値が有機的に融合して初めて「生涯現役の株式投資・トレード技術」となる。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、卸売り(1位)、鉄鋼(2位)、食料品(3位)、空運(4位)、鉱業(5位)となった。



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