悪材料が出ても打たれ強くなった

優利加さん
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昨日の米国株式相場はナスダックが大きく下げた(DJIA +2.37 @31,839.11, NASDAQ -228.12 @10,977.99, S&P500 -28.51 @3,830.60)。ドル円為替レートは145円台前半の円高・ドル安へ振れた。本日の日本株全般は下落した。東証プライムでは、上昇銘柄数が484に対して、下落銘柄数は1,273となった。騰落レシオは88.40%。東証1部の売買代金は2兆6894億円。

TOPIX -13 @1,906
日経平均 -87円 @27,354円

米国株式相場ではハイテク株の売りが優勢となりナスダックは大きく下げた。本日の日本株全般は米長期金利の低下を追い風に成長株への買いが根強く、日経平均の下げを緩和した。また、日本株の立会時間中、米国株価指数先物が堅調な動きだったことも日経平均を下支えした。円高・ドル安方向へ揺れ戻っているため、トヨタ自動車など輸出銘柄関連は売られ、米長期金利の低下で収益が下がると懸念されるメガバンク株も下げた。10月28日には日銀の金融政策決定会合の結果発表が予定されており、金融緩和政策の変更があるのではないかと見る向きもあり、ドル買い・円売りポジションを一気に手仕舞いしたようである。

日経平均の日足チャートを見ると、短陰線で小幅安となった。米長期金利の上昇ピッチが鈍り、さらに足元では低下していることを好感して、多少の悪材料が出てきても下げ渋るようになってきた。米国株だけでなく、日本株でも「ベア・マーケット・ラリー」が起りそうだ。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、銀行(1位)、海運(2位)、繊維製品(3位)、パルプ・紙(4位)、その他金融(5位)となった。

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