「三空踏み上げ」の直後だけに自然な動き

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +229.63 @32,381.34, NASDAQ +154.10 @12,266.41, S&P500 +43.05 @4,110.41)。ドル円為替レートは142円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,008に対して、下落銘柄数は735となった。騰落レシオは102.51%。東証プライムの売買代金は2兆3608億円。

TOPIX +6 @1,987
日経平均 +73円 @28,615円

足元の株価の動きを見ると9月の連邦公開市場委員会(FOMC)では3会合連続で0.75%の利上げがあると相場に織り込み済みのようである。また、原油価格が下落基調となっており、現在の米国金利上昇の背景にあるインフレ率がピークアウトするのではないかという期待が高まり主要3株価指数が揃って続伸した。この流れを受けて本日の日本株全般も続伸する銘柄が多かった。日経平均の上げ幅は一時100円を超えた。ただ、日経平均は直前の3営業日だけで1,100円超上げているため利益確定売りや戻り待ちの売りの圧力が強いだけでなく、日本時間の今夜、8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、さらに上値追いで買い上がろうとする勢いはなかった。

日経平均の日足チャートを見ると、続伸はしたが伸び率が急速に小さくなった。「三空踏み上げ」の直後だけに自然な動きと言える。通常のリズムなら、25日移動平均線辺りまで調整した後、再度上に向かうというシナリオを描く。その場合、8月17日高値@29,222円が上値抵抗線として意識される。

33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、陸運(2位)、空運(3位)、非鉄金属(4位)、海運(5位)となった。

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