TOPIX -4 @1,967
日経平均 -139円 @28,313円
米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利上げペースを維持するのではないかという警戒感が強く、米長期金利は、およそ1カ月ぶりの高値となる一時3.07%まで上昇した。US10Y 3.055% ▲ +0.16% (tradingview.com) 米国株式相場の下げは限定的だったが、日本市場では米国の利上げ懸念が根強く、売り優勢となった。日経平均は5日続落し、5日続落は2月17日~24日以来、約半年ぶりだった。外為市場では円高・ドル安が進む一方、原油先物価格が8月17日を底に反発基調が続いていることで、日本株全体にとっては重荷となった。WTI原油先物チャート|チャート広場 (chartpark.com) 今現在、マーケットが注目していることは、何と言っても8月26日に予定されているパルエルFRB議長の米カンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)での講演である。米金融政策に関してどれだけタカ派姿勢を示すのか、そしてその影響がどの程度になるのかを読み解こうとしている。
政府が来年の夏以降は新たに7基の原子力発電所を再稼働させ、且つ、今後の新設も検討すると発表したことで、原発関連銘柄が買われた。東京電力は10%の急上昇となった。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日に続き、本日も陰線で続落した。下値支持として意識される3月25日戻り高値@28,338円と6月9日戻り高値@28,389円にガッツリとぶつかった。このまま下へ沈み込んでいくのか、或いは反発するのか、それはチャートをどんなに見ても分からない。チャートには定石的な読み方はあるが、チャートはあくまで結果であり、原因ではないからだ。26日のパウエルFRB議長の講演内容次第で短期的な方向は大きく左右される。だから、世界中の相場関係者が固唾を飲んで待っている。
33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、電気・ガス(1位)、鉱業(2位)、パルプ・紙(3位)、ゴム製品(4位)、卸売り(5位)となった。