TOPIX -26 @1,923
日経平均 -438円 @27,350円
米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は従来、金融引き締めには慎重なハト派として知られていたが、4月5日の講演で量的引き締め(QT)を5月にも急ピッチで始めるとの見通しを示した。2月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.9%増(40年ぶり)となるほど物価が上昇していることが背景にある。これを受けて、米長期金利は3年ぶりの高水準(2.55%)まで上昇し、割高な高PER銘柄、特にハイテク株が売られてナスダックが大きく下げた。この流れを受けて、東京市場でも終始売り先行となり、下げる銘柄が多かった。外為市場では、大きく円安・ドル高の方向へ振れた。
日経平均の日足チャートを見ると、大きく続落した。半値押しくらいを想定しておくと、今現在の25日移動平均線を少し割り込んだ辺りになる。3分の1押しなら60日移動平均線辺りで止まるはずだが、さてどういう展開になるか?
33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、金属製品(2位)、鉄鋼(3位)、ゴム製品(4位)、繊維製品(5位)となった。